2015年12月07日

人に怒られるダメージを最小限に抑える方法

みなさん、こんにちは。

今日は、人から怒られるダメージを最小限に抑える方法について書きました。

今の時代、叱られたり怒られたりして精神的にダメージを受けながら仕事をしていらっしゃる方が多いのではないでしょうか?

そのダメージはもしかすると、あなたが受ける必要の無いものかもしれません。

でも、どうやって怒られるダメージを回避するのか、そのための具体的な方法は最後に書いていますが、途中の原理を理解していただくことがとても大切です。

少し長くなりますが、良かったら読んでくださいね。


【上司もお客さんもモンスター化している】


先日、友人がプリプリ怒りながら話していました。

「あ〜〜もぉ〜〜。腹立つわ〜〜〜!!!」と。

どうやらモンスター化したお客さんのことらしい。


彼女は配送業者でパートをしているのですが、とあるお客さんが引っ越しのために住所が行き当たらず、電話を入れたそうです。

「住所が変わっていたので荷物を一度持ち帰りました。」と。

そして新しい住所を聞き出し、「明日のお届けになります。」と伝えると、途端にお客さんの声色が変わり、


「はぁ? 明日? 他の業者なら今日届きますよね? どうして明日なんですか? 」と来たそうです。


「すみません。お歳暮のシーズンでして、どうしても今日は手配できないのです。すみません…」


「はあ? それはそっちの都合でしょ。あんたじゃ話になりません。上の者を出してください。」


そこで上司に代わったそうですが、結論は同じです。


「すみません。どうしても明日の配送になります…。」と。


すると「それだったら、もう送り主に連絡します!」と更に怒りだしたのだとか。


送り主に電話しても何もならないと思うのですが、実際にそのお客さんは送り主に電話したそうで、その後は更に大変なことになり時間を取られたそうです。


「あ〜〜〜〜。腹立つわ〜〜〜!!!」と友人はプンプン怒っています。

「普通に明日で良いやんな? なんであんなに嫌な人がいるんやろ…。信じられへん…。」


本当にそうですね。それほど今日の配送にこだわる荷物とは何だったのでしょうか?

聞いてみると、その荷物とは、

お歳暮のビール

だそうです…。


「あ〜〜〜〜。腹立つわ〜〜〜!!!」

友人はプンプン怒っています。

こういう理不尽なことって仕事をしているとよくありますよね。


その相手が今回のようにお客様のこともありますし、上司や同僚のこともあります。

必要以上に厳しかったり、なぜか怒っていたり、意地悪だったり。

いったいなぜ彼ら(彼女ら)はあれほど怒っていて、あれほど理不尽なことができるのでしょうか?

純粋に不思議ですよね。


【彼らの怒りの本当の理由】


私は仕事を通じていろんな方にセラピーを施して来ましたが、そういった経験からこういった方の内面に何が起こっているのかはだいたい想像がつきます。


例えば先の理不尽なお客さんにセラピーをすると、おおよそこんな流れになります。


「今日荷物が届かないことに凄く腹を立ててますね。その怒りをどこで感じていますか?」


「胸の辺りですね。」


「では胸に意識を向けて、その怒りの感覚を丁寧に感じてみてください。なんと言っていますか?」


「…。誰も私を大切にしてくれない…。 腹が立つ。」そう言いながら涙が溢れてきます。


「奥に悲しみがあるようですが、そこを感じてみてください。何と言っていますか?」


「…。淋しい…(泣)」


「何があなたを淋しくさせているのですか? 胸の淋しさを丁寧に感じてみてください。」


「…。最近ずっと旦那が私に冷たい…。」


「それで淋しかったんですね。本当はどうして欲しいと言っていますか?」


「旦那に優しくして欲しい。私の話を聞いて欲しい…(しばらく涙を流す)」


とまあ、これは1つの例えですが、だいたいこんな感じで進みます。


つまり、

荷物(ビール)が今日届かないってどういうこと!!と友人は怒られたわけですが、そう言ったお客さんの怒りの本当の原因とは、


「旦那が優しくしてくれないから淋しい…。」だったりするわけです。


友人に言うと「知らんがな!!」と返ってきそうですが、実際にそんなものなのです。


心理療法でいろんな人の心を解いていくと、分かってくる1つの真理。

それは、


『人は自分が何に怒っているのか、本当の理由を実は知らない』


ということです。


では、あなたはどうでしょうか?

会社で理不尽な怒られ方はしていませんか?


・ちょっと仕事の段取りが悪いと、ガミガミと怒られる。

・少しミスをすると怒鳴られる。

・感情的にネチネチと嫌味を言われる。


そういった誰かの怒りによって、ダメージを受けていませんか?


そういった誰かの怒りによってあなたの精神に喝が入り、凛とした緊張が生まれて仕事が上手くいくのであればそれは受け取るべきお叱りです。


仕事に必要な刺激です。


でも、もしその怒りによって傷ついたり自己嫌悪に陥ったりするとしたら、

相手の怒りはあなたのミスとは何の関係も無いのかもしれません。


相手の怒りの本当の原因は、

保有している株の損失が膨らんでいることかもしれませんし、

自分の人生はこんなはずじゃなかったのに…という不満かもしれません。


人の怒りのほとんどはこのような個人的な感情が、誰かのミスをきっかけに噴出したものです。

ですので、それをあなたが背負う必要はありません。

自分のミスの分だけ怒りを受ければ良いのです。

その割合はおおよそ5%くらいです。

それ以外はあなたが受け取る必要のない怒りです。

でも、そうは言ってもいったいどうやって怒りを『受け取らない』ということが可能なのでしょうか?

はい。

それには方法があります。


【怒られるダメージの減らし方】


人の怒りを正面から受け取らないためには、

怒られている最中に、腹の下(臍下丹田)にギュッと力を込めて、逆に肩や手など上半身の力は緩めてください。

おしりをギュッと締める方が上手くいく人もいます。

それが神経過敏のスイッチをオフにする身体の使い方です。


その上で「あぁ、この人いろいろ溜まってるんだなぁ…」と思いながら、「はい。はい。すみません。」と相手に合わせて相槌を打ちましょう。


相手のリズムにチューニングするつもりで、「はい。はい。すみません。」です。

腹に力を込めて、肩は力を抜いてです。


餅つきの合いの手のように、相手のリズムとしっかり同調しつつ「この人いろいろ溜まってるんだなぁ…」と思いつつ、そのストレスを受け流してあげようと意図してください。


ボクシングのミット打ちの要領ですね。

ボクシングのトレーナーはパンチをミットで受けてあげることでボクサーを育てますよね。

それと同じで、相手の怒りに「はい。はい。」と応じることで、ストレスを開放して助けてあげようと意図しましょう。

(相手と戦う意図ではなく、防御する意図でもなく、「助ける」という意図を持つことがあなたを強い立場に置きます)


そして、そうしながら怒っている相手の顔の表情をよく見て観察してください。

人は人に恐怖を感じる時、実は相手のことをほとんど見ていません。

相手を見ずに自分の想像の中に逃げ込んで、恐ろしい想像によって自分で自分を怖がらせているものです。

ですので、恐怖から身を守るためにはしっかりと相手を見ることです。

まつ毛の数やシワの数をかぞえると良いです。


そうやって、ミット打ちの相手をしてあげるコーチのような姿勢で相手の怒りに接してください。

そして、怒られる場面が終わって一人になったら、次のような儀式をしてください。

目の前に相手を想像して、相手から受けたダメージを感じながら声に出してこう唱えます。


「これは私の問題ではありません。あなたの人生の問題です。あなたの感情は私には背負えません。持ち主のあなたにお返しします。」

そう言って頭を下げて、相手の方に手を伸ばし、相手から受けた怒りのエネルギーやダメージを自分の身体から相手の身体に流しこむイメージをしましょう。

エネルギーが実際に身体から抜けて、相手に流れていく感覚を感じてください。

これで、ほとんどダメージを負うことなくやり過ごすことができます。

覚えておいてくださいね。

怒られる時はギュッと腹に力を入れて、ミット打ちのコーチの立ち位置です!


「おお!今日は随分と良いパンチだな。溜まってるな〜」みたいな心持ちで「はい。はい。すみません!」です。

お互い頑張りましょう。

さあ、今日もあなたのリングへ!(笑)


***大阪・東京カウンセリングのご案内***

佐原の提供するカウンセリングは単にお話しを聞いてスッキリしていただくだけのものではなく、心理療法を使って症状を消失させるような根本的な変化を目指します。

今年のご予約枠はいっぱいになりました。
来年1月のご予約を受け付けています。

公式ホームページはこちら http://kokoro33.com/

東京セッションは来年1月中旬と2月初旬を予定しています。
詳細が決まりましたらこちらのブログでご連絡いたします。


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こちらは毎日の感情処理を自分でできるようになることで、心の負担をかなり軽くすることができます。

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>>HSPプログラムについて、くわしくはこちら

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2015年11月26日

場の氣を受ける

みなさんこんにちは。カウンセラーの佐原です。

最近どうも天気がすぐれないですが、みなさんお元気にされていますか。

先日は東京カウンセリングのために上京しておりました。

電話セッションを続けてくださっていたクライアントさんも何人かいらっしゃいまして、今回初の顔合わせとなったのですが、

そういうのって嬉し恥ずかしですね(笑)

「はじめまして…」でもないし。

セッションをしていても、あぁ、この声はこのように発話されていたのか!と妙な感動があったり。

初々しい体験をしたと思います(笑)

そして、やっぱり対面セッションは良いですね。

息遣い。表情。身体の重心。発している氣。そういった非言語の部分から分かることがたくさんあり、直感も冴えます。扱える手法も増えて自由です。

電話よりもずっと深いセッションができたのではないかと思います。

お越しくださった皆様、ありがとうございました。

次回の東京カウンセリングは来年の1月中旬と、2月初旬を予定しています。

このブログでもまた改めて募集をかけますので、関東圏の方はよろしくお願いします。
(先日受けていただいた方には事前に案内をメールいたします。)

******

それにしても東京は気持ち良いですね。首都圏特有の志を持った凛とした氣があります。

それは日本の中心を担うエネルギーで、やっぱり関西って周縁的なんだと東京の氣に触れるとよくわかります。

日本という大きな場の力学として見ると、関西は中心いることに対してちょっとした照れがあり、

周縁で斜に構えて、横槍を入れては笑いを取りたくなるような、そんなよしもと的な気質を担っています。


私もそんな中で育った人間ですので、東京の中心の氣はどうも重くて遊びが少ないように感じて、若い頃はとても苦手でした。

東京にいるとなんだか怒られてるような気になって「不真面目ですみません…」て無意識が勝手に謝ってる感じなんですね。誰も怒ってないのに(笑)


でもそんな私も今年で40歳になり、『四十にして惑わず』の通り、より真っ直ぐに大きな責任を担おうとする流れが出てきています。

その気魂を養うためにも東京の氣を受けて、東京で仕事をする必要があるのだなと、そう理解しています。

すると不思議なもので、あんなに苦手で謝ってばかりいた東京が今ではとても気持ちがよくて、身体は森林浴するみたいに感覚を開いて、何かを一生懸命に受け取ろうとしているみたいです。

とはいえホームはこれからも変わらず関西ですので、関西の方にはこれまで以上に深まった仕事をご提供できればと思っています。

ということで、今後共どうぞよろしくお願いします。


追伸

先日のフランスの同時多発テロによって、心優しいHSPやエンパスの方の多くが痛みを引き受けて、心のバランスを崩していらっしゃるようです。

こちらのブログに記事を書きましたので良かったら御覧ください。

>>『無かったことにされた人に居場所を』

痛みを引き受けることは被害を増やすだけで助けにはなりませんが、被害者に居場所を作ることは場の制約を超えて世界に調和をもたらします。


***大阪・東京カウンセリングのご案内***

佐原の提供するカウンセリングは単にお話しを聞いてスッキリしていただくだけのものではなく、心理療法を使って症状を消失させるような根本的な変化を目指します。

今年は残り3枠となりました。

公式ホームページはこちら http://kokoro33.com/

東京セッションは来年1月中旬と2月初旬を予定しています。
詳細が決まりましたらこちらのブログでご連絡いたします。


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おかげさまでご好評を頂いております自宅セラピープログラム。

こちらは毎日の感情処理を自分でできるようになることで、心の負担をかなり軽くすることができます。

それ以外にも、

長年心に溜め込んでいた感情が溢れて、涙が止まらなかった…。

トラウマになっていた記憶を思い出さなくなってきた。

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2015年11月02日

東京カウンセリングのご案内

みなさん、こんにちは。

今日は東京でのカウンセリング(心理療法)のご案内です。

以前から「東京でカウンセリングされないのですか?」とのご要望を頂いておりました(ありがたい限りです)

私も気分を変える意味でも東京で仕事をして、首都圏の空気を吸いたいなと思っていたのですが、

いくら計算しても交通費と会場代に宿泊費を入れるとかなり経費が嵩みまして、

それをペイするには大阪で働くよりも詰めて働かねばならないという大人の事情もございまして、

そんなんじゃ結局東京を楽しめないじゃないか!という内なる子供の事情もありまして…(笑)、

そうこうしているうちに大阪だけで忙しくなってしまって、あえて移動時間を使って東京に行く必然性が全く無くなってしまっていたのでした。


でもですね。

関東圏から来てくださる方がいらっしゃるのですね。

会ったこともない私を信頼して遠路はるばる来てくださるのです。

するとやっぱり考えるんです。

セッション代金に交通費を加えると、この方達はいったいいくらのコストをかけてきてくださってるのだろう…と。

移動時間も馬鹿になりません。貴重な休日を使って大阪まで来て、

そしてこの怪しいオフィスの階段を登ってきているのか…と(来られた方は分かりすよね(笑))

そう思うとやっぱり心苦しいのですね。

だから、せめてついでに大阪観光でも楽しんで頂ければ私の心の荷も下りると思って、

カウンセリングの後に聞くわけです。


「今日はどこか寄って帰られるんですか?」と。

すると、

「あ、今日は今からだと間に合わないのでホテルに泊まって、明日の朝帰ります。」

って、あぁ、宿泊も!!

そこまでしてここへ…(゚´Д`゚)゚

行きます。

行かせてください東京…。

ということで、張り切って東京セッションをすることになりました。

毎月というのは難しいと思いますが、2ヶ月に1回位は東京に滞在して継続的に対面セッションをご提供できればと思っています。(現在は毎月コンスタントに東京でのカウンセリングを行っています)

************

ひとまず今決まっているところでは11月18,19,20日の東京滞在を予定しています。

現在の空き状況

募集枠は全て埋まりました。ありがとうございました。

今回の日程にご都合がつかない方も良かったら事前にお申し込みください。

次回以降の東京セッションの日程を調整して優先的にご案内いたします。

>>お申し込みはこちら

***料金***

東京 対面セッション

100分 25000円
(大阪料金より5000円多くご負担いただいております)

※延長料金は頂いておりません。

>>東京セッションについてくわしくはこちら

それではよろしくお願いします。

◆ HSP自宅セラピープログラムについて

対面セッションの敷居が高い方は、ご自宅でセルフセラピーが可能です。

毎日の感情処理を自分でできるようになることで、心の負担をかなり軽くすることができます。

それ以外にも、いろんな声を頂いておりますので、詳しく以下を御覧ください。

>>HSPプログラムについて、くわしくはこちら

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2015年10月24日

ストレスを摂取する

皆さんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

久しぶりの更新です。

随分前に書いた記事ですが(おそらく去年の3月頃)PCを整理していたら出てきました。

久しぶりに、HSP(highly sensitiv person)のための記事『ストレスを摂取する』というお話です。


【注目されると泣いてしまう】


先日は8歳の娘のダンスの発表会に行ってきました。

大きなステージで踊る娘は、思ったよりも随分はっきりした笑顔でエネルギーを外側に発散していて、我が子ながら感心しました。

親が知らないうちにも子供はしっかり育っているものなのだなと、それが頼もしく思えたのです。

ですが発表が終わった後に事は起こりました。


会場のロビーで娘は、見に来てくださってたお友達やお母さん方から花束受け取ったり、祝福の言葉を頂いていたのですが、

久しぶりに会った幼稚園の先生やお母さん方に褒められたり祝福されたりしていると、娘の顔からどんどん表情が無くなって行くのが見て取れました。

笑顔が消えて、こわばっています。

やれやれきたか…、と思いました。

そして母親と2人になった瞬間にホッとしたのか、娘は母親の体に顔をうずめて泣き出してしまいました。

主役として最も脚光を浴び、祝福される場面で泣き出す。

10歳になる姉にはそれが全く理解できないようで、「なんで泣いとん?」と不思議そうに言っていましたが、

わかる人にはわかる。

わからない人にはわからない事情があるのですね。


娘も祝福されて嬉しいのは間違いないのですが、朝からのリハーサルや本番を通して、

彼女は今日1日分の外向性を使い果たしてしまったのです。


その上、緊張やストレスが感情エネルギーとして体に残り、今ここで感じるべき喜びが感じられなくなってしまっているのです。

だから彼女はまず泣くことで滞った感情エネルギーを発散する必要があったのです。

そういうことがわかっていますので誰も娘を否定せず、「なぜ泣くの?」などと深追いせず、彼女に泣くための十分な時間を与えました。

その結果、20分ほどするといつものカラッと明るい娘に戻っていました。

感情処理が終わったのですね。


こういった一連の出来事を見ていて思ったのですが、このブログの読者さんは過去に同じような体験をされた方が多いのではないでしょうか。

そして、もしかしたら「なんでこんな時に泣くの!」とか、「せっかく皆あんたのために見に来てくれてるのに!」などと否定された経験もおありかもしれません。

(心理療法を通じてクライアントさんの過去を掘り下げると、同じような場面で母親に怒られたり、理解してもらえなかった場面が思い返されることが多いです)


今回のような出来事は、デリケートな内向型にとってはとても自然な反応なのですが、それを周りが理解して受け止めてもらえることは稀ですね。


さらにその夜、娘は眠っている間に3回ほど激しくうなされていました。

ステージで脚光を浴びたり主役になって周りから祝福されるという経験は、彼女の神経システムには刺激が強すぎたのでしょう。


夢の中で脳は今日1日分の情報処理をしながらも、神経はその情報に興奮させられているのです。


そして翌朝は起きてくるなり「頭が痛い」と訴え、結局午前中は学校を休むことになりました。


ですが午前中ゆっくり寝ていたことで順調に回復し、午後からは楽しく学校に行けたようです。

ステージで脚光を浴びて踊ることは、彼女の繊細な神経システムにとって、一日の睡眠では解消できないレベルの感情体験だったわけです。

今の彼女には強すぎるストレスだったと言っても良いでしょう。

でも、だからといってストレスを無くすことが彼女にとって最善なわけではありません。

ストレスを無くすと人はどんどん弱体化していきます。

重力のストレスから解放された宇宙飛行士が地球の重力に耐えられなくなるように、ストレスを無くすと人は簡単に弱くなるのです。

だからストレスを減らすというアプローチよりも、適度なストレスを『摂取する』という考え方を持つことの方が大切です。

適度なストレスを摂取することで自分のストレス耐性を高めていくことができるのです。

ストレス耐性を高めるためのポイントは、筋肉を強くすることと同じで、

そのポイントは2つあります。

1)自分の限界を少し超える負荷をかけること。

2)その後は十分な休息と栄養を取ることで、傷ついた筋繊維が超回復する時間を与える。



そうすることで筋肉は太く強くなっていきます。

同じようにストレス耐性も高めていけると言われています。


自分の限界を少し超えるようなストレスをかけて、その後はしっかり休みましょう。

そうすることで自分の神経を鍛えていくことができます。

今回の娘のケースもそうですね。

学校を半日休まないと回復できないほどの負荷というのは強すぎとも言えますが、その後に充分な休息を与えることで超回復させ、彼女の神経を鍛える良い機会にできたわけです。

こうやって負荷と回復を繰り返した先に、強い自分にたどり着くことができます。


私もHSP(highly sensitiv person)でありながら、今は人前で話す仕事をしたり、何かの代表をしたりということを楽しみながらできるようになりました。

それは、少しずつ少しずつ負荷を増やして行った結果なのです。

本来は放っておけばどんどん内へ引き篭もっていく性格なのですが(笑)今も週に1回は人前でお話しする機会を持つことで、適度な負荷を加え続けることで、強い自分を保っています。

さて、みなさんはどうでしょうか?

今の自分にとって、限界を少しだけ超える負荷を取り入れるとしたら、それはどんな行動になるでしょうか?

その負荷を与えた後は、最低でも3日は不要なストレスを加えずに神経を休めることを意識してみてください。

そうやって筋力のようにメキメキと神経を太くしていきましょう。

HSPの高い感受性に神経の図太さが加わると、必ず活躍の場は広がっていきますよ。

みなさんのような感性を持った方の活躍を期待しています。


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以上です。
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2015年08月06日

人生と仲良くなる

昔、なんとなくテレビを見ていたら、アンパンマンの作者のやなせたかしさんの創作現場のドキュメンタリー番組をやっていたのですが、

そこでのやなせさんの言葉を今でも強烈に覚えています。

そして大切にしています。

やなせさんは漫画を描く姿を見せてくれながら、こう話していました。


『ストーリーが行き詰まったら、背景を丁寧に描き込みながら、次の流れが来るのを待つんです。』


まさにこれ!! と、私は膝を叩きたくなりました。


これがまさに物語を進めるコツであり、人生を進めるコツでもあります。


以前、子育てブログに、子供の添い寝の時に話した即興のお話しを書いたら、思いのほか大きな反響を頂いて、「どうしてそんな物語が浮かぶのですか?」と尋ねられたのですが、

物語を考えているわけではないんですね。


ひとまず話し始めてみて、行き詰まったら、そのシーンを丁寧に描写したり、主人公の気持ちを活き活きと表現して、

物語の「今ここ」の空気を感じながら、物語がどこに流れて行こうとしているのかをただ感じているのです。


そして、新しい力を感じ取ったら抵抗せずにその流れに乗って行く。

その先にどんな物語が展開するのかを自分でも楽しみにしながら、流れに乗って行く。

そうすると、思いもよらない物語が展開していく。


これは人生にも言えることです。

人生も気付けば始まっています。

物心ついて、ふと周りを見渡すと既に家族に属していて、小学校に通っていて、人間関係はできてるし、自分のキャラクターも容姿も得手不得手も、ポジショニングもできてしまっている。

物語は既に始まっているのです。


あれ? 自分はそんなこと決めたっけ?と思っても仕方がありません。


でも、丁寧に背景を描くように、与えられた環境を味わいながら、できることを丁寧に楽しみながら、人生が自分をどこに導こうとしているのか、全身全霊で感じてみると、流れを感じ取ることができます。


カウンセラーという仕事柄、とても沢山の方の人生を見せていただくのですが、

人生に歪みが無く、家庭も仕事も外側も内側も調和した人生を行きている人というのは、決まってこれをやっています。


つまり『我』の力で人生を無理やり引っ張って推し進める(頑張る)のではなく、

頭であれやこれやと人生設計をするのではなく(それもある程度は必要ですが)


今、最も興味があることに丁寧に取り組むことを通じて、人生が自分をどこに導こうとしているのか、その流れを感じ取ろうとしている。


そして流れが来たら、それに素直に乗って行く。


それは時に、自分の力ではとても乗りこなせないような、荷が重い流れかもしれません。


でも、それでも自分に来た流れだから…と、その役割を受け入れて誠実に応えようとする。

愚痴を言わずに運命を受け入れる。

その意味では、頑張ることを厭わない。


そうしていると、現実に揉まれ、やがては実力が伴い、気付けばその人の計算や計画では及びもつかないつかないような場所に引き上げられている。

それでいて、周りとも自分自身とも調和のとれた人生になっている。


『ストーリーが行き詰まったら、背景を丁寧に描き込みながら、次の流れが来るのを待つんです。』


その流れ。

導きの力。

それは常に働いています。

老子はそれを『タオ』と呼びました。

心理療法家のアーノルド・ミンデルはそれを『プロセスマインド』と呼びました。

ある人は『神の導き』と呼ぶでしょうし、またある人はシンプルにそれを『流れ』と呼ぶかもしれません。


どれも同じことで、その流れは遙か昔からずっとありますし、決して無くなることはありません。

今これを読んでいるあなたにも、身体感覚を通じてそれは訴えかけています。


感覚に心を開いて、身体はどこに動こうとしているのか、イマジネーションがどこに広がろうとしているのかを感じ取ろうとすると、タオの流れを感じることができます。


そしてその流れを無理に押し殺そうとすると、『症状』となって表れます。

腰の痛みとなったり、うつ症状となったり、無気力になったり、貧乏ゆすりとなったり、不思議な夢として現れたり。


つまり、病や症状や悩みを作り出しているエネルギーは、元々はその人の人生を推し進める力だったのです。


セラピーではその流れを感じ取り、流れに対する抵抗を解消することで、病を作っているエネルギーを人生を創るエネルギーに戻していくお手伝いをしています。

****

昔々の話ですが、

20代の頃の私は、穏やかに好きな仕事をして生きている人に出会う度に、

「どうやって今のような人生に行き着いたんですか?」と尋ねていました。

羨ましかったのですね。

自分もそんな風に生きられるように、何か手がかりが欲しかった。

でも、そんな人達の答えは決まってこんな感じでした。


「いや〜、ちょっと良くわからないんだけどね。なんか気付いたらこうなってたんだよね。」


私は最初それを謙遜や照れのようなものと受け取っていました。

でも、違うのですね。今では分かります。

あの答えこそが人生と仲良くやっている人達の共通のメンタリティなのですね。

人生はコントロールすることよりも、抵抗せずに仲良くなることの方がずっと大切なようです。


◆ HSP自宅セラピープログラムについて

お陰様でご好評を頂いています。

セルフワークで日々のメンテナンスに浸かっていただきたいのですが、今日の記事で言うと、「流れ」を感じ取る身体の感性を高めるのはフォーカシングですね。

いろんな声を頂いておりますので、詳しくは以下を御覧ください。

>>HSPプログラムについて、くわしくはこちら

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◆ 7つの習慣メールセラピーについて

毎週メールで届く、『7つの習慣メールセラピー』がご好評頂いております。
ご登録いただくと、1通目から毎週月曜日に届くようになります。もちろん完全無料です。

毎週学びを深めることで、「クヨクヨ考えなくなった。」「生きるのが楽になった。」「相手の反応が変わった。」「コミュニケーションが上手になった。」というような声を頂いております。

私も毎週気合を入れて書いているので、良かったら是非ご登録ください。一緒に学びを深めましょう。

>>詳しくはこちらの記事を御覧ください。

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2015年07月02日

梅雨の邪気を浄化しよう

みなさん、こんにちは。

梅雨ですねー。いやはや梅雨です。いかがお過ごしでしょうか。

毎年この時期になると私は、しっぽを掴まれた孫悟空(ドラゴンボール)のように、身体がへなへなになってしんどくなるのですが、

それは私だけではないようですね。

「しんどい。」「だるい。」「力が入らない。」「うぅ…。」とおっしゃってるクライアントさんが本当に多いのです。

これは雨による気圧の影響だろうと思って、時間ごとの気圧の変化が現れるiPhoneアプリをダウンロードして、自分の体調と気圧の相関関係を観察していました。

IMG_0844.PNG
iphoneアプリ『頭痛ーる』

気圧が下がった時の体調はどうか?

身体が軽かった時間があったけど、その時の気圧はどうか?

そうやって自分を観察し続けた結果、

「気圧」と「だるさ」は関係あるような無いようなよく分からない関係だということが分かりました…(笑)


気圧が上がっていてもだるい時もあれば、下がり気味でも比較的楽な時もありますね。

ただ確実に言えるのは、995hpaを下回るような低気圧では、確実に身体は重く感じるみたいです。


梅雨のだるさは、それ以外にも日照時間の不足によるものや、湿度の影響など、いろいろと関連しているようですね。

で、ここからは完全に私の個人的な感覚なのですが、この梅雨のしんどさにも2種類あって、

1つは単に力が入らないような、まさに尻尾を掴まれた孫悟空のようにヘナヘナした状態になるものです。

これに関しては、無理に頑張ろうとせずに、淡々とできることをやってやり過ごすしかありませんね。


そしてもう1つは、身体と心に暗雲が立ち込めたような、どんよりとした重さを伴うだるさです。

この感覚には注意が必要です。

気圧が上がっても、その重さはなかなか解消されなかったりします。

自分の身体に何か重いものがぎっしりと詰まっているような感覚。

これはいわゆる邪気の影響ですね。


梅雨は太陽の浄化の力が弱まるので邪気にやられやすいのです。

神社でこの時期に『夏越の大祓』を行っているのにも、意味があるのです。


このような症状になった時、個人的に一番効果を感じるのが、HSPプログラムに収録している「意識のクリアリング」です。(宣伝みたいになってすみません…。)

この方法を使って、自分の身体の中や周りに詰まっている重さをどんどん浄化して行くと、

嘘みたいに身体から重さが抜けて行き、20回くらい繰り返すうちに、憑き物が取れたみたいに身体が軽くなるのです。

犬を観察していると時折ブルブルと身体を震わせて、何かを発散していますね。

ああいうことって、人間にも必要なんですね。


クリアリングをしていると、時折勝手に身体がブルブルっと震えて、身体に詰まっていた重さが抜けていきます。

ということで、HSPプログラムをお持ちの方で、「なんか心が重い」「身体が重くて暗雲立ち込めた感じになっている…。」という方は、クリアリングを繰り返してくださいね。

最低20回はやってください。

本当に、「憑き物が取れるってこういうことか!!」と思うほど、心身が軽く晴れ晴れとすると思います。


◆ HSP自宅セラピープログラムについて

意識のクリアリングは嫌な記憶を消したり、トラウマを解消したりするだけでなく、今回のような身体の重さや邪気、モクモクした感覚を浄化するような使い方も可能です。

あと、誰かに怒られたダメージを消し去るのにも重宝します。

いろんな声を頂いておりますので、詳しくは以下を御覧ください。

>>HSPプログラムについて、くわしくはこちら

自宅にいる時間や外でのスキマ時間に、自分で自分に心理ワークを施せるようになります。


◆ カウンセリングのご依頼について

5月辺りから続いているカウンセリングのご予約一ヶ月待ち状態ですが、収まるかと思いきや、待ちが一ヶ月半に伸び、かつ土日は2ヶ月後も取れない状態です。

継続の方が次の予約を取れないという事態は避けたいので、新規でのご予約は当分の間、平日のみの受付とさせていただきます。よろしくお願いします。

>>カウンセリングについては公式ホームページへ

◆ 7つの習慣メールセラピーについて

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私も毎週気合を入れて書いているので、良かったら是非ご登録ください。一緒に学びを深めましょう。

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2015年05月21日

力を与える意識の運用について

みなさん。こんにちは。

ご無沙汰しております。

以前に耳栓が良いよ!という記事を書いてから、カウンセリングを受けて頂いているクライアントさんからも、

「耳栓買いました。すごく楽ですね。」とか。

「耳栓いいですねー。朝の目覚めのすっきり感が変わりました。」というような声をいただくようになりました。

ありがとうございます。お役に立てるのは嬉しい限りですね。

そして、その一方で、「昔1年ほど耳栓していたことがあるのですが、逆に音に対して敏感になってしまったんです…。」というようなコメントも頂きました。ありがとうございます。

これは注意したい点ですので、追記しておきたいと思います。


例えば以前、私自身の身にこんなことが起こりました。

オフィスで一人静かに書き仕事をしていると、外で近所の子供達がバスケットボールをドリブルする音が聞こえてくる。

ドン!ドン!と地面を跳ねるボールの音。

それがちょうどイラッとする感じの神経に触る音で、「うるさいな〜、イヤだなー」と思い、それを避けようと耳栓をしました。

そうすると、耳栓をしてもかすかに聞こえてくる「ドン!ドン!」という音がやはり神経を逆撫でる。

やがて、ドン!ドン!と音がする度に、心臓がドン!ドン!と攻撃を受けているような感覚になってきます。


そこで、私は耳栓を外して、代わりにあることをしました。

そうすると、途端にその音は耳に優しい音に変わったのです。

心臓を攻撃されるような痛みは無くなり、神経を逆撫でる音ではなくなってしまったのです。

私はまた執筆に集中できて、やがては音の無い世界に入って行きました。

さて、私は何をしたと思いますか?

何か特別なアイテムを使ったわけではありません。



私がここでやったこと。それは、意識の使い方を変えたのです。

つまりこういうことです。

そのボールをつく子供達がもっと元気に遊んで、うるさいくらいに楽しむことを願ったのです。

まるで自分の子供に対するように、その子たちが楽しく遊んですくすくと育つことを、自分の願いとしたのです。

もっと言うと、「うるさいなー。静かにしろよー。」と思って音を排除して、音から逃げようとする意識から、

「さあ、もっと遊べ!もっと楽しめ!」と思って、音が大きく激しくなることを願う方向に意識の方向を変えたのです。

そうすると音は異物ではなく、私の願いによる創造物になりました。

私のものとなったので、異物として意識に上がってくることも無くなりました。

つまり音と調和したわけです。


これは合気道の「力」の使い方ですが、意志の運用の大切な勘所です。

私達は自分が望もうと望むまいと、日々「意識」という大切なエネルギーを運用しています。

その運用の仕方がまずいと悩みを生み出しますし、正しく使うと力になります。

ノイズに対して、それを排除しようという意識の使い方は、逆にその不快感に力を与えて大きくしてしまいます。

むしろもっと大きくなれ!と願うことで、その音に調和して忘れ去ることができたわけです。


そしてこれが、耳栓を使う上でも大切な注意点となります。

耳栓を単に「周りのノイズを減らそう」とか「神経を休める助けにしよう」くらいの気持ちで使うのは良いのですが、

「周りのうるさいノイズを排除するぞ!」と拒絶する意識で使うと、むしろ神経は敏感になっていきます。

排除しようとする意識がそれに力を与えるのです。

これは耳栓だけではなく、あらゆることに通じる真理です。

HSPという知識や区分けも、非HSPの人に対して恨みや差別意識を持つ方向に使うと、その知識はむしろ自分の力を削ぎ、心を弱くする方向に働きます。

自分の特徴を知って、自分を上手く活用することで社会に与える価値を増やそうという意識で使うと、それは力となり、あなたを強くします。


単に知識に力があるわけではなく、それをどのような意識の運用の上で使うのか。

その1点が力を与えるか、力を削ぐのかを決定付けます。

是非、意識してみてくださいね。


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自信というテーマを、いわゆる自己啓発書や心理本のようなレベルではなく、さらに深くから掘り下げます。

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2015年04月15日

内側の力で乗り越える

先日テレビを見ていると、ダンサーの香瑠鼓(かおるこ)という方の半生にスポットを当てた番組を放送していました。

香瑠鼓という人を私は初めて知ったのですが、ラッキー池田や南流石といった日本を代表する振付師と一緒にユニットを組んで活動をしていた方で、

有名なところでは80年代に一世を風靡したアイドルユニットのWink(わかりますよね…?(^_^;))の振り付けなどを担当された方だそうです。

さてさて、その香瑠鼓さんのエピソードで非常に興味深いなと思ったのは、

この方が幼稚園で不登園になってる点です。


インタビューでは「周りが幼稚すぎて、合わせるのが辛かった」というような意味のことをおっしゃっていました。

お遊戯の踊りでも子供らしいかわいい踊りを求められるけど、自分は身体の見せ方や細かい顔の角度まで意識していた。

でも当然そんなところを褒めてくれる先生もおらず、面白くなかったと。

そして、大の引っ込み思案で内向的で、自分のことを全く発言できない子供だったと言います。


香瑠鼓さんの妹さんが言うには、

幼稚園くらいの時に部屋で転んで、その後あまりに何も言わずにじっっとしているので両親が心配して病院に連れて行ったら、骨にヒビが入っていたそうです。

幼稚園児なのに、骨にヒビが入るような痛みがあっても、それを表現することをしなかったのです。

それほど超引っ込み思案な子供だったのです。

ですが、小学生になってから転機が訪れます。


テレビで流れていた山本リンダの歌と踊りに衝撃を受けて、それを真似てみたくなったそうです。

そして家で1人でその踊りを練習していると、今度はどうしても誰かに見てもらいたくなってきた。

そこで学校のクラスメイト達に踊りを披露して、拍手喝采を得たと言います。

超引っ込み思案で自分のことを全く表現できなかった子が、学校の友だちの前で山本リンダを踊ったのです。

そしてそこから彼女の快進撃は始まります。


高校でもダンスに熱中し、パフォーマンス集団を主宰したり、精力的に活動の場を広げて行ったそうです。

インタビューで香瑠鼓さん本人は「私は120歳まで踊るつもりですから」と呆れるくらいポジティブに語っておられました。


改めて考えてみると凄いことですよね。


幼稚園に行かなくなるような「超」がつくほど引っ込み思案な子が、クラスの友達の前で山本リンダを踊る。

そしてパフォーマンス集団を主宰する。会社を経営する。120歳まで踊ると言う。

なんという変わり様でしょうか。


でも、私はこの香瑠鼓さんの半生に触れて、驚きというよりもどこか既視感に似たものを感じずにはいられませんでした。

そうそう、人生ってそういうものだよな。こういうのをたくさん見てきた気がするな…と、そう思ったのです。

そうなのです。

これは多くの人に起こりうる人生のひな形です。

『みにくいアヒルの子』という童話が教えている人生の形であり、

先日このブログに書いた「あなたの中の異物について」というお話のその後の物語であり、

多くの人の人生に起こりうる1つのパターンなのです。

事実、これを書いている私の人生にも、形は違えど同じことが起こりました。

なぜか惹かれる分野を心惹かれるままに探求して訓練を繰り返した結果、どうしても表現したくなり、与えたくなり、その結果、今の仕事があります。

そしてそれに熱中する中で、自分の欠点や弱点であった部分は問題ではなくなって行きました。


ですが、その力が開花して世の中に価値として流通するまでは、それはむしろ苦しみを生むような力でした。


香瑠鼓さんも、幼稚園へ行けなくなるような「大人びた自意識」という異物を持っていました。

でもそれを否定せずに、ダンスという衝動へと開放することで、その自意識は振付師として、観客を意識する批評眼へと昇華し、他との違いを生み出す力となって行ったわけです。


そして、今回特に強調したかったのは山本リンダのダンスが与えた力についてです。


私達は、ほとんどの場合、登園できないことや引っ込み思案を直す方向に意識を向けてしまい勝ちです。

それは社会の標準に自分を合わせて、自分を直そう(平準化しよう)とする努力です。


ですが、実際に香瑠鼓さんに起こったことを見ると、山本リンダのダンスを夢中で修得することを通じて、生きる力につながり、「人に見せたくて仕方がない」という衝動が内側から溢れ、

その結果、引っ込み思案を無くす意図もなく、引っ込み思案を消失させてしまったのです。


外側に合わせようとして変わったのではなく、内側の衝動に従った結果として変わった(社会化された)わけです。


多くのクライアントさんの人生を見ていると、これと同じようなことが起こっています。

自分の内側が求めているものに従うことで、悩みが悩みではなく、個性となり才能となり社会に求められていく。

どうやら人生はこのようにできているようです。

しかし注意も必要です。

内側が求めているものは、外側のコマーシャルによって植え付けられた誰かの意図ではないか。誰かの欲望の転移ではないか。

そこを見ることが大切です。


そして、それを確認する方法は1つしかありません。

つまり、

実際にやってみること。

内側から溢れてくる力の強さを問うこと。

それに尽きます。


どうやらこの人生は、やってみること、行動してみることを通じて自分を知るように出来ているようです。


いろいろやってみること。失敗してそこから自分を知ること。それはあなたに与えられた権利です。

いろいろ試してみてくださいね。

たくさん失敗してください。

とにかく体験の量を増やしてください。

やる前に賢くなってしまうことに警戒してください。

あなたにとって、山本リンダのダンスとなるものは何でしょうか?

内側の衝動を掻き立てる活動とはどんなものでしょうか?

私達の内側は、本当の自分を開花させないまま醜いアヒルとしてこの人生を終わらせたくは無いのです。


***ご連絡をいくつか***

◆ カウンセリングのご依頼について

現在カウンセリングのご依頼が混み合っているため、新規で今お申込みいただいても、お約束できる日程は約一ヶ月後となっています。

だからと言って一ヶ月後にお申込みいただいたら、おそらくセッションのお約束ができるのはその一ヶ月後となりますので…、良かったらお早めにお申込みください。

>>カウンセリングについては公式ホームページへ

◆ 7つの習慣メールセラピーについて

毎週メールで届く、『7つの習慣メールセラピー』がご好評頂いております。
ご登録いただくと、1通目から毎週月曜日に届くようになります。もちろん完全無料です。

毎週学びを深めることで、「クヨクヨ考えなくなった。」「生きるのが楽になった。」という声を頂いております。

私も毎週気合を入れて書いているので、良かったら是非、一緒に学びを深めましょう。

>>詳しくはこちらの記事を御覧ください。

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以上です。

梅雨みたいな春が、早く朗らかな春になりますように。


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2015年03月19日

あなたの中の異物について

みなさん、こんにちは。

今日はみなさんを苦しめる内的な違和感と才能についてのお話です。

それでは、どうぞ。

*****


自分の中にずっと子供の頃からある異物。

それのせいで周囲と馴染むことが難しく、いつも邪魔をするもの。

実を言うと、それこそが天より与えられたギフトであり才能なのだけど、多くの人はそれを悩みとして体験するようです。

どうして自分はこんなに冷たいんだ!とか、繊細なんだ!とか、クヨクヨするんだ!とか、嫉妬深いんだ!とか、空気が読めないんだ!とか、ミスが多いんだ!とか、気付かないんだ!とか、テンション低いんだ!とか。

周りのみんなは当たり前にできているのに、自分だけ…。

それは才能の影の部分を体験しているわけです。

そして、影の部分があるということは当然、光の部分もあるのです。

異物として体験してるものの光の側面。

それが才能です。


つまり別の言い方をすると、影や悩みはあなたが何者であるかを教えてくれているガイドなのです。


早い時期から、その影の部分を肯定して見守ってくれる大人が身近にいた人は幸せ者です。

その陰を後見し、そして光の側面を引き出し、社会に役立てるように導いてくれる大人。

本来教育者とはこの役割を担うべきなのですが、現実にはなかなか難しいものです。

だから多くの人は、その作業を自分自身で取り組まなければなりません。

自分の中に嫌悪感とともにある異物を、それでも否定しないように大切に温めながら、その部分に表現の自由を与えてみる。

そこから光の側面が表れるように時間と努力を与えて磨き上げる。

そしてやがてはそれを人に役に立つものとしてパケージングして、世に問わなければならない。

それは異物を社会化させるということです。

なかなか怖い作業ですね。


でもそれによって、周りと自分を隔てる異物としてあったものが、周りを助け、周りとつながるための力となるわけです。

社会の中にあなたの居場所を与えてくれるわけです。

そこまでいくプロセスは怖いし痛いけれど、異物を押し殺して周りに自分を合わせるような涙ぐましい努力よりも、遥かに清々しくてやりがいがあるものなのですね。

それは生きるということの、かなり核心にある悦びだと思います。

*************

さてさて、ここまで読んで頂いて、「人に迷惑ばかりかけてきた私の中の異物が、才能だなんて信じられない…。」と思われた方も多いかと思います。

でも、たくさんの悩みと向き合ってきた経験から言って、それは真実なのです。

悩みを作っている強いこだわりのエネルギーを解いていくと、決まってそれはその人の才能だと解ります。

1つ例を出してみましょう。

「私はダメな人間だ」と自分を責めている女性がいました。

なぜそんな風に考えるようになったかというと、子供の頃から母親がそう言って自分を責めていたから。

だから自分はダメな人間だと思い込んでいて自信が持てないのだと言います。

でも大人になって冷静に考えてみると、あきらかに母の言うことは間違いだと分かります。

その方には良い面もたくさんあります。

その良い面を認めてくれる人たちともたくさん出会ってきました。

では、なぜ大人になった今でも母の言葉にだけ影響力を持たせているのか。

その心理を紐解いていくと、その方の母親に対する深い愛情と忠誠心が働いていることが明かされていきます。

母の呪いに毒され続けることを通じて、その方の無意識は母への愛を表現し続けていたのです。

ひどい母だと分かっていても、自分の心の中に母の居場所を与え続けていたのです。

自分の痛みよりも母との絆を大切にしていたのです。

その人は自分には自信も才能も無いと言いましたが、私には深い愛情と忠誠心と絆を作る力がある女性に見えました。

きっと良い家庭を作るでしょう。

そういった気質がなければ、同じ母の言葉でも「おかんヒステリーやったわー。ほんま最悪!」で終っているのです。

その方は「なぜ自分はいつまででもねちっこく過去を引きずるんだろう…」と悩んでいましたが、そのねちっこさは愛情という成分でできているのですね。

つまり、彼女は愛の人です。

そんな風に、悩みを生み出すエネルギーは、その人の才能でできています。

さて、それでは、あなたはどうでしょうか。

あなたは今なにを悩みとして経験しているでしょうか。

その内なる異物感を肯定し、力を与え、声を与え、光として支え、社会化させるとすれば、あなたはどんな体験をするのでしょうか。


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2015年03月13日

定例セミナーのご案内

毎月平日夜に開催している定例セミナー。

今回のテーマが決まりました。

『ラビング・プレゼンス 人の深層とつながる技術』

3月24日(火)19時30分〜 新大阪ココプラザ


初めてお目にする言葉でしょうから、

ラビング・プレゼンス…? 何それ…? だと思いますが、

このブログの読者様が得られる現実的なメリットは何かというと、

苦手な人が無くなってくる。の一言に尽きると思います。

私は電車に乗った際はいつも、目の前の座席の人を相手にラビング・プレゼンスの練習をしているのですが、

不機嫌そうだったり、がさつそうだったり、ああ、この人苦手だなぁ…という人がたくさんいますよね。

そういった方に対してもこのワークを行っていると、不思議と嫌な感じは無くなっていきます。

そして、それを日々トレーニングすることで、その在り方が少しずつ染み付いて、人に対する過剰な警戒心が解けてゆきます。

人に心を開いたり、仲良くなったり、ということがやりやすくなります。

『ラビング・プレゼンスで得た一番の喜びは、外の世界が敵ではなく、味方になったこと。』

そんな声がありました。

>>くわしくはこちらを御覧ください

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2015年03月05日

HSPのあなたが効率的に神経を休息させるためのアイテム

皆さん、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。

3月に入って、少しずつ春らしくなってきましたね。
今日はカウンセリングが終わった後も、まだ外が明るく日が照っていました。

ひと仕事終えた後にも日が照っている。

それだけで随分と気持ちが晴れやかになるものですね。

さて、今日は久しぶりにHSPや内向型のストレス処理のお話です。


【大量の刺激に晒される時代に】

近年は本当にめまぐるしいほどのスピードが求められる時代になりましたね。昨日Amazonで買った商品が今朝には届くのですから。

そして、ネットやソーシャルメディアの発達によって、目にする情報量も年々多くなってきています。

それは消費者としてはありがたい反面、働き手としては大変ですね。

スピードが求められ、処理する情報量も膨大で、仕事量も求められる。

普通の一日の生活でも、かつては考えられなかったような大量の情報が頭の中を通過していきます。

その膨大な情報量にやられてしまうのがHSPや内向型の特徴です。


【複雑でデリケートなHSPの神経回路】

HSPや内向型の脳は、情報処理の神経回路が外向型とは違っていると言われています。

専門的になりすぎるので詳しくは省略しますが、インプットされた情報を脳の中に通すルートが外向型と比べて内向型は長く複雑なのです。

そうやって長いルートを情報が通過するわけですので、それだけしっかりと情報を咀嚼して、そこから気づきや洞察を引き出すことは得意なのですが、

サクサクと素早く大量の情報処理することには向いていないのです。

その結果、今日一日の活動の刺激が頭の中で処理しきれずに残ってしまって、家に帰った後に何かをしようとしてもボーっとしてしまったり、

翌朝起きても頭がスッキリしなかったり…。というようなことが起こります。

この問題には私も相当悩まされました。

で、そういう時に有効なのが以前の記事に書いた、『暗闇の中で思考を紙に書き出す』方法です。

>>『忙しいと自分がわからなくなる人』を参照

この方法はとても有効で。「翌朝のスッキリ具合が凄い!」というような声を今でもよく頂きます。

そして、今日はもう1つ有効な方法をお伝えしたいと思います。

これもとてもシンプルな方法ですが、かなり有効です。

それは、できるかぎり耳栓をしておくという方法です。

HSPの方は神経が敏感なのですが、特に耳が敏感なのです。

そのことに気付いてらっしゃる方もいらっしゃれば、気付いてない方もいらっしゃいます。

私自身もそれに気付いたのは数年前のことなのですが、どうも私達の耳はものすごく些細な音も拾ってそれに神経を反応させているようなのです。

驚くことに、それは寝ている間もそうです。

常に神経を使しているのです。

そこで、耳栓を使うことでそれを強制的にOFFにしてあげるのです。

そうすると疲れた神経が休まり、脳は新しく入ってくる情報(ノイズ)に付き合う必要はないので、今日の仕事で受けた刺激の処理や癒しに集中できる訳です。


【耳栓で神経を休める】

さて、それではまずはどういった耳栓がベストなのでしょうか?

私自身がさまざまな耳栓を試した結果、質とコストと使い心地全てにおいてベストな耳栓がこれです。

MOLDEX メテオ (10ペア) -
MOLDEX メテオ (10ペア) -

まず、遮音性が高く、かつ何回も使えます。

百均の耳栓は数回使うとへたって使えなくなるのですが、この耳栓は非常に長持ちします。

そして、日本人の耳には大きすぎて痛くなるものが多い中、最もソフトです。

そしてそれだけの品質の割には価格もかなり安い部類です。

それでも女性の耳には少し大きくて痛いかもしれませんが、その場合は耳に浅めに入れるか、ハサミで切って細くすることで調節してみてください。


【使い方】

さて、それではHSPのみなさんが疲れた神経を効率的に休めるための、耳栓の使い方ですが、

許される間はできる限り耳栓をしていてください(笑)

はい。シンプルにそういうことです。

出来る限り、耳栓をしておくのです。

そうは言っても会社で耳栓をするわけにはいかないとは思いますが、もし耳栓することで支障が出ない仕事で会社の許可を得られるならば、やってみることをお勧めします。

(私のクライアントさんの中には、会社で使っている方もいらっしゃいます)

会社が難しければ、家に帰ってきたらすぐに耳栓して、寝てる間もしたままでいることを試してみてください。

私はこれを書いている今も耳栓をしています。

耳栓をしてみると分かるのは、普段意識していなくても耳は常に周りの音を察知して気を張っているということです。

それは例え静かな部屋で、物音1つしていない場所であったとしてもです。

音が無くても「音がするかもしれない…。」と、耳の神経は気を張っているのです。

耳栓をすると、それを人為的にOFFにしてあげられるので、その分は神経を休めることができます。

同じ睡眠を取るのにも、耳栓をして寝るのとしないで寝るのでは目覚めのスッキリ度合いに違いが生じます。

是非、睡眠中の耳栓も試してみてください。

ただし、目覚まし時計の音は大きめにしてくださいね(笑)

まずは休日前などに試してみることをお勧めします。

ではでは。皆さんのお役に立てば幸いです。


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2015年02月11日

定例セミナー大阪『ポジティブ心理学2 天職と自己成長のフロー理論』

みなさん、こんにちは。

平日夜の定例セミナーのご案内です。

2月23日(月)19時半〜 新大阪ココプラザ

定例セミナー『ポジティブ心理学2 天職と自己成長のフロー理論』

詳しい内容はこちら→ http://bit.ly/1A1WWbo

今後の定例セミナーの日程は

3月24日(火) 4月28日(火) 5月26日(火)

いずれも19時30分〜です。
posted by ms at 13:11| Comment(0) | HSP(繊細すぎる人) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月30日

意志力の運用とゆるめることの強さ

みなさん、こんにちは。

先日は平日夜の定例セミナーを開催致しました。

ポジティブ心理学のフレームワークを使って、自分の幸せや至福に至る構造を発見しよう!というのがテーマだったのですが、

当初想定していたものよりも深まって、なかなか有意義の時間になったのではないかと(我ながら!)思っています(笑) ご参加頂いたみなさま、ありがとうございました。

次回は2月23日(月)を予定しています。

内容が整って募集開始した際にはまたこのブログでもご紹介致しますので、よろしくお願いします。


さてさて、今日はたまたまネットで読んだ記事がいろんな意味で非常に興味深かったのでご紹介します。

このブログの読者様にも役立つのではないでしょうか。

是非読んでみてください。

■「ノンスタ」石田、M-1獲れたのは「ブラマヨ」吉田さんがいたから
http://thepage.jp/detail/20150118-00000005-wordleaf


特に仕事が広がっていったり責任が重くなって行った時の急激なストレスに対して、どう乗り越えていくかという点で示唆に富んでいます。

ブラマヨの吉田さんがやっているように自分より酷い状態の人をそばに置いて癒やされるというのは、人道的には非常に卑しいことなので(笑)ストレス対策の本とかで推奨されているのを見たことはありませんが、実はとても有効です。

苦しくて自分のダメさや不幸さに打ちのめされている時は、自分以上にダメで不幸な人の体験記とかルポを読む(笑)

ちなみに私のお勧めは「友がみな我よりえらく見える日は」など、上原隆さんの一連のルポ作品です。

友がみな我よりえらく見える日は (幻冬舎アウトロー文庫) -
友がみな我よりえらく見える日は (幻冬舎アウトロー文庫) -

これ一冊でいろんな人のリアルな人生が垣間見れて非常に面白い上に、元気がててきます。

読んでいると、ああ、自分の悩みなんて大したことないな…と、力が湧いてきます。

最低限の住む家と人間関係がある自分の境遇に感謝さえ生まれてきます。


よく心理の本などで言われているような「人と比べてはいけない」みたいなアドバイスは正しいし、そんなことができれば確かに素晴らしいけれど、それは人間の機能としてはとても不自然で、無理をしている状態なのですね。

人間の脳は他者と比較することで自分のポジションを確かめるようにできている。

それを止めろ!なんて無茶をして余計な頑張りを強いてストレスを増やすより、

最初から備わっている「比較」の力を自分の力になるように使う方が人間としては自然なのです。 無理が無いのです。

でも吉田さんの凄いところは、その一方で、お笑いという仕事に対しては、お客に迎合するのではなく自分軸にこだわっている。つまり周りの視線や比較を排除している。

無理をしている。

不自然をやっている。

ここぞという所で意志力を使って集中して周りの目線を排除している一方で、プライベートでは弱くて卑しい自分(自分より落ち込んでいる人をわざわざ呼び出して比較している自分)を許している。

このバランスが非常に示唆に富んでいる。

それはつまり、

意志力は有限のリソースだということです。

限りあるものだから、仕事が急激に拡大してストレスが高まった時は、そこに頑張りを使っている分、別のところでは卑しいくらいに自然を許す。無理をしない。

意志力の配分を大切にする。

無理して自分を枯らしてしまわない。

もし当時の吉田さんが、お笑い芸人としても手がしびれるような緊張感の中、自分軸で美学をもって闘いつつ、

プライベートでも理想的な人間として「人と比較することなく…」とか、「自分より偉大な先輩から多くを学ぼう…」などとやっていたら、早々に潰れてしまっていたのではないでしょうか。

理性的で意志的な経営者が飲み屋のおねえちゃんにだらしがないとか、自分の中から出て来る卑しさや弱さを、安全な中で許して遊ばせてあげているのですね。でないと使い果たすのです。

硬くする方向と、ゆるめる方向。

ゆるめる方ができないと、ひたすら硬くなってポキっと折れるのです。

ゆるめるのが大事。

いやしくだらしなくいやらしくだらしなく(笑)

ある種のだらしなさには生き物としての強さを感じますね。

それは生き物としての自然に従うことからでてくる強さです。


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こちらはまさにセラピーモデルの自宅習得版です。

長年心に溜め込んでいた感情が溢れて、涙が止まらなかった…。

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2015年01月21日

自己啓発モデルとセラピーモデル

みなさん、こんにちは。

お元気にされてますか。

この時期は日照時間が少ない上に、最近はスッキリ晴れてくれなくて太陽が恋しいですね。

毎年1月のこの時期になると、多くの方は気持ちが内へ内へと籠もっていったり、朝が来ても布団にくるまっていたくなったりと、陰の方向に極まっていくようです。

僕も本当のこと言うと、大きな穴の中とかで4月くらいまで冬眠していたい気分なんですけど(笑)

人間なかなかそうはいきませんね。

でも、もうちょっとの辛抱です。もうちょっとしたら日差しに春の兆しが感じられるようになるはずです。

その頃には僕らの気分も冬眠を終えて、穴の中から出て来るはず。

それまでは無理に気持ちを上げようとせず、引き篭もっていく心を許しながら淡々と目の前のことをやっていきましょう。

動物には(人間にも)季節に合った在り方があります。

季節に合った身体の状態があり、季節に合った心があり、季節に合った感じ方があります。

そういった季節の在り方に無理に逆らわないことが、身体や精神の健康には一番良いのです。

陰が極まるこの時期には、落とすべきところをしっかり落とすこと。

冬らしい陰な感じ方を許すこと。

そうすると、時期が来れば自然に気持ちも調子も上がっていきます。

心と身体の持つ『季節』が鮮やかに推移するようになるのです。

僕らの心と身体は、自分でコントロールすべき道具である以前に、自然の一部なのだということを忘れないようにしましょう。


さてさて、1つご連絡を。

『7つの習慣メールセラピー』を毎週月曜10時に配信していますが、

「そう言えば、最近届いてないなぁ…。」という方はいらっしゃいませんか?

そういう方は迷惑メールフォルダをご確認下さい。

そこに届いているはずです…。

ええ。私自身がそうでしたらから…(泣)

きっと皆さんもそうだと思います。

メーラー上で『迷惑メールではない』と設定していただくと、今後はちゃんと受信トレイに届くようになるようです。

「7つの習慣」は自分の人生を見つめ直して、意識の方向を変えることで人生を意図的に創造して行くためのものです。

過去に何があったかは問いません。今と未来をどう意識するか。それによって人生は創造できるとされています。

こういう自己変革の方法を私は『自己啓発モデル』と呼んでいます。

一方で「7つの習慣」や私の書くメールセラピーを読んで、意識して頑張ってもどうしてもできなくて、むしろそれができない自分に辛くなってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

「刺激と反応の間にはスペースがある!」と分かっていても、反応してしまう自分が嫌になる。

そういった方に必要なのは『セラピーモデル』です。

「人と仲良くしようとしても避けてしまう。」「行動しようと思うと怖くなって前に進めなくなる。」「自分軸でいたいのに相手の気持ちが気になってしまう」などなど。

頭では分かっていても心がついて来ない場合。

そういった場合は、その反応パターンを作った過去の原体験を修正することで、現在の感じ方や反応を変えることができます。心理療法家としての私の仕事はこちら側になります。

現在と未来を見る自己啓発モデルと、

過去を見て原体験から自分を変えるセラピーモデル。

人間のよりよい変化や成熟にはどちらも大切で、どちらも役立ちます。

たくさんの息を吐いたらたくさんの息を吸い込めるように、それは呼吸に似ています。

自己啓発モデルで思いっきり行動して世界を広げて頑張ってみることで、逆に抵抗が出てきてセラピーのテーマが炙りだされて来ます。

そこでセラピーで心のブロックを溶かして心の自由にすることで、また次は自己啓発モデルで楽々と世界を広げられるようになります。

自己啓発モデルで世界を拡張して、セラピーモデルで心の抵抗を溶かす。

そう。吐いては吸って、吸っては吐いての繰り返しです。

吐き続けるのでもない、吸い続けるのでもない。

あなたの心と体が求めている自然のリズムに従ってみてくださいね。

自己啓発モデルとセラピーモデル。

今のあなたに必要な取り組みはどちらでしょうか? 


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おかげさまでご好評を頂いております自宅セラピープログラム。

こちらはまさにセラピーモデルの自宅習得版です。

長年心に溜め込んでいた感情が溢れて、涙が止まらなかった…。

トラウマになっていた記憶を思い出さなくなってきた。

などなど。様々な声を頂いております。

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自宅にいる時間や外でのスキマ時間に、自分で自分に心理ワークを施せるようになります。


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平日夜の2時間半で気楽に心理学のエッセンスを学べる場があったら良いなと思い、作りました。

1月27日(火)新大阪ココプラザで19時30分〜
(前回の記事では2月27日と間違えて書いておりました。正しくは1月27日です)

テーマは「ポジティブ心理学に見る幸せの構造」です。

人間が揺るぎない幸せを感じながら生きるには何が必要なのか、それを真正面から研究したのがポジティブ心理学です。

その研究成果を元に、あなたが幸せに生きるには何が必要なのか? 今ご自身の人生を見直すと何が見えてくるのか?

一緒に幸せについての学びを深めましょう。

今日のこの記事のテーマにも通じるものがあると思います。

2時間半。気楽に学べますので、良かったらどうぞお越しください。

>>詳しくはこちら
posted by ms at 00:43| Comment(0) | 自分を変える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月16日

人生のもう1つの側面を生きる

皆さん。こんにちは。

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

2015年が始まりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

私は年の瀬に風邪を引きまして…、ここしばらくは低調でしたが、ようやく今年も15日ほど経過して本調子が戻って参りました。

今年もよろしくお願いします。

昨年は、カウンセリングやセミナーを通じて沢山の方とのご縁を頂きました。ありがとうございます。

来てくださった方に、「なぜ来てくださったんですか?」と、その理由をお聞きすることがあるのですが、その答えがみなさんとても独特で不思議で(笑)

遊び場ブログの文章を読んでるとなぜか会いに行かないとと思って来ました…、とか。

子育てブログを読んでると、この波長だ!この人のカウンセリングを受けよう!と思いました、とか。

ブログで紹介していたharuka nakamuraさんの曲がとても気に入って…、それでセミナーに来ました、とか。

みなさんとても感覚的な、何か響きのようなものを感じ取って、それで遠くから来てくださったのですね。

そういう感じがとても素敵ですし、嬉しいなと思いました。

ご縁を頂きありがとうございました。


【人生のもう1つの側面】

話は少し変わりますが、私は20代のある時期、一度ゆっくりと立ち止まって人生を見つめ直したいなと思うことがありました。(そして、実際にそのようにしました。)

自分がちゃんと自分の人生を生きているという感覚が無かったのですね。何かただ流されて生きているような怖さがありました。

世の中の常識的には、仕事をして収入を得て日々を一生懸命生きていけば、それで十分に1人の大人としての役割を全うしたと言えるかもしれません。

でも、私はいくら仕事をしても、仮に成功と呼べる何かを成したとしても、どうしてもそれで人生を十分に生きたとは思えなかったのです。

自分の内側は「何かが足りない。」と言っている。

「そんなものでは十分に生きたことにはならない!」と。

それは、外からは見えにくい、人生のもう半分の側面。

もっと静かで慎ましいがゆえに決して脚光を浴びることはない、人生の大切な側面を取り逃しているぞと、私の内側はそう訴えていたのですね。

その『人生のもう一つの側面』を何と呼んで良いのかわかりませが、シンプルに言うとそれは、

自分の内面ともっと深く関わる生き方。

といったところでしょうか。

私の心の底にはそういうものに対する渇きがあって、昼間の外向きな社会活動のいわばB面として、その生きられないできた内的な側面を生きたいと思いました。

そしてそれを生きるというのは、具体的にどうすることなのだろうかと。

そこにはどんな微細で深い体験があるのだろうかと。

自分の人生を通じてしっかりとそれを味わいたいと思いました。

それが、私がこの人生を全うしたと言うために必要な、人生のもう半分の側面だったのですね。

【内的人生を生きる人たち】

現在の私はカウンセリングを通じて、様々なクライアントさんの生きた人生のお話しや選択の歴史をお伺いしますが、

そんな中には、私が求めた内面の静かな充実を既にしっかりと生きていらっしゃる方が多いことに驚き、そして嬉しくなります。

ご自分の両親から引き継いだ精神的遺産を自覚してそれを生きる人。

内面が求める憧れのような欲求に従っていくことで展開されていった不思議な人生のお話し。

単なる恋愛関係を超えて、ソウルメイトと呼ぶに相応しいような深い信頼と献身で結びついた関係を生きている人。

そういった内面の物語を伺っていると、なんと人生は深く豊かなものなのかと改めて思います。

外からは見えにくいだけで、そういう内面的な側面をちゃんと生きている人がいらっしゃるのです。

それはこのブログの読者の皆さんにとっても、励みになるのではないでしょうか。

派手なテレビや雑誌のような媒体には載りにくい、捉えにくい豊かさがあるのです。

そして、私達の多くは人生のそういった側面を取り逃がすことなく生きたいと望んでいるようです。

さて、あなたにとってそのもう1つの側面を生きるとは、いったいどういうことを意味するのでしょうか?

それは具体的にどういう活動によって可能なのでしょうか?

ある人にとってそれは、音楽や絵画や文学など、世界中の芸術作品に触れることかもしれません。

ある人にとっては、自分で音楽を演奏することかもしれません。

愛する人との関係を深めることを通じて、存在が溶けてしまうような結びつきを体験することかもしれません。

何か文章や絵を描くことかもしれません。

子供を育てることを通じて自分の慈愛の深さを体験することかもしれません。

犬や猫といった人間以外の愛すべきパートナーと魂の触れ合いをすることかもしれません。

神社仏閣を廻ってスピリチュアルな探求をすることかもしれません。

あるいはそれら、それらのいくつかが必要なのかもしれません。

あなたの外向きの社会活動以外に、人生の内的な側面を生きるにはどのような体験を深めることが役立つのでしょうか?

そこをしっかりと生きることは、あなたの内側のパワーを高めます。

【力としての内向性】

このブログでは一方で、『繊細さ』や『内向性』というものを生きづらさをつくる病理と見て、それを解消するスキルを提供したいと思っています。

それは私の心理療法家としての仕事であり、実際多くの場合、生きづらさはかなりの割合で解消されていきます。

でも、もう一方でその『繊細さ』や『内向性』というものは決して解消しきれるものではなく、人生の内的側面を生きるための力として、あなたから切り離すことのできないものです。

豊かな精神的側面を生きるための力として、あなた自身がその『繊細さ』と『内向性』を支持していくこと。その力がより強く社会性をもって外側へ発揮されていくように導くこと。

このブログや今後の活動を通じて、そのお手伝いができればと思っています。

ということで、今年もどうぞよろしくお願いします。

****ミニセミナーのご案内****

平日夜の2時間半で気楽に心理学のエッセンスを学べる場があったら良いなと思い、作りました。

1月27日(火)新大阪ココプラザで19時30分〜

テーマは「ポジティブ心理学に見る幸せの構造」です。

人間が揺るぎない幸せを感じながら生きるには何が必要なのか、それを真正面から研究したのがポジティブ心理学です。

その研究成果を元に、あなたが幸せに生きるには何が必要なのか? 今ご自身の人生を見直すと何が見えてくるのか?

一緒に幸せについての学びを深めましょう。

今日のこの記事のテーマにも通じるものがあると思います。

2時間半。気楽に学べますので、良かったらどうぞお越しください。

>>詳しくはこちら
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