2013年01月09日

100%自分でいられますか?

遅くなりましたが、みなさん、明けましておめでとうございます。

旧年はこのブログに対してたくさんの反響を頂き、ありがとうございました。

今年もマイペースに書いていこうと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

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さて、新年一発目の記事は、「100%自分でいられますか?」というテーマです。

この記事を今マクドナルドでノートパソコンに向かって書いているのですが、先ほど、女性スタッフさんが私に笑顔で挨拶してくださいました。このスタッフさんはいつもとても魅力的で関心します。

特別に美人という訳ではないのですが(失礼!)とても魅力的なのです。

なぜ魅力的かというと、100%自分自身でいるからなんですね。

そう言うと、「自分自身でいるって…? 当たり前じゃない?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。

このスタッフさんは足先までぎっしりと自分が入っているのです。こういう人は非常に珍しいものです。

私はカウンセラーという仕事柄、とても注意深くその人の身体を観察します。

そうすると、この人は胸までは自分が入っているけど、お腹の底に自分がいない。頭と胸でお話ししているけど腹の底には見せたくない本心を隠してるな…とか、

この人は頭にしか自分がいなくて、身体がガラ空きだ。心も疲れるだろうな…とか、

この人は足が浮いてしまってる。意識が身体より先走ってるな。気を使いやすいだろうな。

などといったことを、クライアントさんの身体からわかるようになってきます。

そうすると、先の女性スタッフのように、自分という存在の充実感が身体の足先までぎっしりと入っている人は意外に少ないことに驚きます。

男性は頭に集中しがちだし、女性は頭と胸だけで、どちらにしてもお腹に自分がいない方が非常に多いのです。

足先とまでは行かなくても胸やお腹の下(臍下丹田)まで自分が入っていると、その人は素の自分自身でいられます。

外の世界に対して特に気を使うこと無く、気負うこともなく、くつろいでいられるのです。

逆にお腹や胸の自分がいなくなっている場合は、その人はそこに存在しながらも、本当の自分は逃げてしまっていて、ただその場を取り繕っているだけです。当然、非常に気疲れします。

つまり、こういった身体の中の感覚の充実度というものが、その人の心の在り方を現しているわけですが、通常は、自分が身体にどこまで充実して入っているかなど、当人もあまり気にしないものです。

これまで、この身体感覚で生きてきたのですから、これまでの自分の在り方に慣れてしまっているのです。それが本人にとって当たり前だし、特に違和感も感じなくなっています。

身体に自分が入っているか入っていないのか、まさかそこに個人差があるなんて思いません。

でも実はここに人それぞれの大きな特徴があり、そしてここに自分を変えるための大きな可能性があるのです。

【あなたはどうだろうか?】

次のことを試してみましょう。あなたが普段どれだけ自分自身でいられているかが分かります。

1)一人で静かな部屋でゆったりと座って、ゆっくりと腹式呼吸をしましょう。

2)その時に、お腹の下(臍下丹田)に息を吸い、そこから吐き出し、お腹や胸に意識を充実させましょう。

3)お腹の中の感覚、胸の感覚をしっかり感じられて、しっかりそこに自分の意識がある。自分のお腹や胸の内側の感覚と自分の意識がつながっているという実感を得ましょう。


これが自分だ!という感覚がお腹や胸の中心にしっかりと居座ったらOKです。これが「センタリングした」と呼ばれる状態です。

素の自分自身でいる状態。自分の本心とつながっている状態です。

では、ここからが重要です。

4)目を開けて外を見てみましょう。外を見ても、先程のお腹や胸とのつながりは維持されていますか? 人によっては目を開けて意識を外に向けた瞬間にひゅっとお腹の自分がいなくなります。

5)次は人とお話ししてみましょう。人と話すと気を使ったり遠慮したり、相手に意識が行きすぎて、内なる自分が身体から逃げ出していませんか?

6)いろいろな場面で試してみましょう。職場での感覚。苦手な人の前。怖いヤンキー達の前(笑)など。


こうして、

「自分の身体の内側にしっかりと内なる自分が存在しているか?」という質問を持って、お腹の感覚に注意して様々な場面を体験してみると、

お腹のあたりが、充実したり逃げ出したりを細かく繰り返しているのに気がつくと思います。(逃げっぱなしで充実を体験しにくい方も多いと思います。)

理想はどんな場面でも、誰の前でも常にお腹の底まで充実して、自分の内面とのつながりを持ちながら同時に外の相手にも注意を払っている状態です。(これは合気道などの武道でもっとも大切とされる意識の在り方です)

でも、気を抜くとすぐに外に逃げ出してしまいます。

例えば「人と関わるのが苦手。一生1人で生きていきたい。」と仰る方は、まず間違いなく、会社や学校などの社交の場に身をおくと、お腹の自分がいなくなっています。

人といると自分を保てないのですから、家庭を築きたくないのは当然ですね。

身体から自分が逃げ出している状態で、いくら相手と上手にお話ししても盛り上がっても、お腹の自分はいないので人とつながった気はしません。

そして帰って1人になったらどっと疲れが押し寄せます。

自分の肚(ハラ)というエネルギー源から切り離されて、上辺の意識で必死で取り繕ってきた疲れです。

【私たちが目指すべき在り方】

つまり私達が目指すべきは、どんな場面でも腹の底までしっかりと自分が入っている状態なのです。

それが実現できれば、どんな場面でも自分の中にリラックスしてくつろいでいられるので、とてつもなくラクだし、自分自身に忠実でありながら、他者とも社会ともつながりを楽しむことができます。

飲み会で会話が続かなくてもお腹にしっかりと存在していられるならば、その沈黙さえも心地よく感じられますし、自然に内側から自分に忠実な言葉が出てくるようになります。

誰かといることで、自分がブレることもありません。必要以上の気遣いも無くなります。

「腹が据わる」というのは、文字通り、こういった腹の身体感覚からくるものなんですね。

先ほどの、マクドナルドのスタッフさんは自然にそれができている。しかも足先まで充実できている。これはかなり珍しい例ですが、私達もそこを目指しましょう。(彼女は忙しいマクドナルドの中でいつものびのびと楽しそうです。)

身体の全てに自分を存在させて生きるということは、「自分という全体性」を生きるということです。

【ではどうすれば良いのだろうか?】

では、どうすれば私たちの意識は内面にとどまることができるのでしょうか?

1つは単純にそれを意識をすることで達成できます。

常に重心を下腹(臍下丹田)に置いて、誰と接する場面でも下腹に自分を充実させた状態で居続けるように意識するのです。

買い物をして店員さんに声をかけられた瞬間に、ひゅっと逃げてしまったことに気付いたら、その度に意識して下腹に自分を取り戻します。

そしてレジに行ったらまた、ひゅっと居なくなる。また取り戻す。

そんなことを繰り返していると、次第に癖がついてき、やがては無意識が自動的にそのように存在させてくれるようになります。気づけば誰に対しても気兼ねなく話せている、腹の据わった自分になっていることでしょう。

これは1つのスポーツだと思ってください。テニスのラケットを振る時に、できるだけ肩の力を抜くように癖付けることと質的には何の違いもありません。

意識して身体に覚えさせるのです。

しかし、それでもなかなか癖がつきにくい方がいらっしゃいます。どうしても身体から逃げてしまう方。あるいは、そもそも身体に居座るという感覚が最初からわからない方もいらっしゃると思います。

そういった方は心理療法が必要です。フォーカシングというワークで対話する身体の感覚。そこが強い恐れを持っていると、いくら意識しても身体には居座ってくれません。しっかりとその感覚と対話して、癒してあげる必要があるのです。

人生のある時期に、しっかり集中して自分の内面と向き合って、楽にしてあげてください。

「自分という全体性」を取り戻し、100%の自分を生きられるようになるのは容易な道のりではありませんが、努力して進むに値する道です。

諦めずに進んで行きましょう。

ということで、今年もよろしくお願いします。

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ラベル:HSP
posted by ms at 19:38| Comment(3) | HSP(繊細すぎる人) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。30代前半の女性です。
中学生の頃から何となく生きづらさを感じており、仕事も長く続かず、ここ半年は疲れてしまい仕事も休んでおります。

こちらのブログを見つけ、HSPとエンパスの存在を知りました。自分にしっくりくる言葉を見つけ、思わず「ああ、これだぁ。。」と声が出てしまいました。
「父親や、嫌な出来事のせいで今の自分ができてしまった。」と過去を責め続けてきましたが、それだけではなかったのかもしれない。
この性質によって捉え方がよりマイナスになっていたのかもしれませんね。(ACかも?と感じていましたが、同じ体験をした妹たちと捉え方が違っていたのにも納得がいきます。)
他にも、過去を思い返してみると納得がいく点がいくつかありました。


それと、私も「あっ、この人は全部自分なんだな。」と感じることがあります。特に年下でこういう方に会うと本当に尊敬します。
私自身は、他人から「あなたは首から上でしか話をしていない。」と言われたことがあり、ショックだったので、こういう方に会うと自分もなりたいなと羨ましく思います。
(同性の方の場合は、羨ましい反面なぜか圧倒され落ち込んでしまいますが・・)

長くなりましたが、こちらのブログでHSPやエンパスの存在を知って、生きづらさから抜け出せるきっかけを得られたように思います。
「全部自分」になることも、意識すれば達成できるかもと希望も湧いてきました。
ありがとうございました。これからもブログ楽しみにしております。
Posted by 鮎 at 2014年10月26日 11:38
管理人さま、はじめまして。

私は、42才 自営業で接客をさせて頂いてます。

私は、HSP,エンパシー、ACじゃないのかと 思い 色々な書籍を読んで 今に至ります。

接客をしていますと 確かに フワフワと宙に浮いたような方がいる反面 ガッシリと地に根を張って生きているかたがおられます。

私も、毎朝 丹田に力、 グラウディング、繭を張り 自分を奮い立たせています。

blog 拝見させてください。勉強になります。ありがとうございます。
Posted by ゆきこ at 2015年07月14日 03:30
こちらのブログのお陰で長年感じていた社会に出たときの居心地の悪さが解消されそうです。ほっと安心しました。有難うございます!
Posted by 未来 at 2015年10月16日 09:57
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