2015年12月31日

心が深まるということ

みなさん、こんにちは。

カウンセラーの佐原です。

今年も数日で終わろうとしていますね。2015年は皆さんにとってどんな年だったでしょうか?

これから数日間は静かに今年を振り返りながら、自分に起こったことの意味を深め、

関わってくださった方々への感謝を感じながら過ごしたいなと思っています。

そうすればやがて自然に心は前を向き、来年の抱負など語りだすのでしょう。


今年ご縁を頂きました皆様、私を信頼してカウンセリングやセミナーにお越しいただいた皆様、ありがとうございました。


心理療法でプロとして独立して8年になりますが、今年になってようやくセラピーが自分の目指すべき境地の入り口に差し掛かったなと実感しています。


人が抱えている問題や心の傷を癒しに導く際、それをどのレベルから癒やすのか。

その傷をどのようなものとして解釈することで癒やしを可能にするのか。

そういった選択。

技法や世界観の選択は、

セラピストが意図するしないに関わらず「人間とは何か?」「私とは何者か?」という問いへの答えをクライアントの心の深くに持ち込みます。


例えば、あなたに長年癒やされない胸の痛みがあったとして、

それを邪気によるエネルギーの淀みだと見て(世界観の選択)手かざしのヒーリング(技法の選択)で取り除いたとしたら、

その経験によってあなたの自己理解は、

「自分は時折邪気を受けるデリケートな存在で、時々セラピストのメンテナンスに頼らないといけない人間なんだな…。」

というようなものになります。

この経験によりあなたは自分の力を失い、代わりにセラピストの私が力を持ちます。


でも、もしその胸の痛みを紐解いていく中で、家族の歪みを引き受けて家族を救おうとしているあなたの無意識の深い愛情に気づいたとしたら。

家族への忠誠心と愛情と、それが成就されないことによる悲しみと怒りを胸に抱えてきたのだと気づいたら、

その時、あなたはもう以前の自分ではありえません。


自分が無意識にやっていたことを知ると同時に、自分の心の深さ、愛のエネルギーの大きさを知り、

自分という存在がどれほどのものなのか、セラピーを通じて体験することとなります。

知らなかった自分の力が明らかにされ、自己のエネルギーが1つ拡大します。

これが私が期待するセッションの力です。

悩みや生きづらさの解消を通じて、人が自分本来の偉大さへと立ち返っていくのです。


こういった質のセッションができるようになり、セラピーの中に立ち現われてくクライアントさんの深層の物語を、毎日毎日側で見せていただくことを通じて、

人間というものがどういう存在なのか、

私自身の人間理解が深まっていったように思います。


ニュースで見る犯罪者や、身近で見る意地悪な人間に対しても、以前とは全く違う目で見ている自分に気づきます。

犯罪に駆り立てる衝動にどのような尊い思いと痛みがあるのか、それが見えるようになってきました。


今年はセッションを通じて多くを学ばせていただいた一年でした。

お越しいただいた皆様、ありがとうございました。

そして、この流れはまだまだ深まっていくだろうと予感しています。

セラピーというものは、セラピストの人間理解の深さに応じて、クライアントが降りていける心の領域が決定づけられます。

セラピーで及ぼせる影響の範囲が違ってきます。

その意味で、まだまだ先があります。まだまだ深まりそうです。

もっともっと貢献できるようになると思います。

そう思うと、これから見える世界が楽しみで仕方ありません。

来年もどうぞよろしくお願いします。


***HSPプログラムのご案内***

おかげさまでご好評を頂いております自宅セラピープログラム。

こちらは毎日の感情処理を自分でできるようになることで、心の負担をかなり軽くすることができます。

それ以外にも、

長年心に溜め込んでいた感情が溢れて、涙が止まらなかった…。

トラウマになっていた記憶を思い出さなくなってきた。

などなど。様々な声を頂いております。

>>HSPプログラムについて、くわしくはこちら

自宅にいる時間や外でのスキマ時間に、自分で自分に心理ワークを施せるようになります。
posted by ms at 01:01| Comment(1) | TrackBack(0) | カウンセリングのご案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月07日

人に怒られるダメージを最小限に抑える方法

みなさん、こんにちは。

今日は、人から怒られるダメージを最小限に抑える方法について書きました。

今の時代、叱られたり怒られたりして精神的にダメージを受けながら仕事をしていらっしゃる方が多いのではないでしょうか?

そのダメージはもしかすると、あなたが受ける必要の無いものかもしれません。

でも、どうやって怒られるダメージを回避するのか、そのための具体的な方法は最後に書いていますが、途中の原理を理解していただくことがとても大切です。

少し長くなりますが、良かったら読んでくださいね。


【上司もお客さんもモンスター化している】


先日、友人がプリプリ怒りながら話していました。

「あ〜〜もぉ〜〜。腹立つわ〜〜〜!!!」と。

どうやらモンスター化したお客さんのことらしい。


彼女は配送業者でパートをしているのですが、とあるお客さんが引っ越しのために住所が行き当たらず、電話を入れたそうです。

「住所が変わっていたので荷物を一度持ち帰りました。」と。

そして新しい住所を聞き出し、「明日のお届けになります。」と伝えると、途端にお客さんの声色が変わり、


「はぁ? 明日? 他の業者なら今日届きますよね? どうして明日なんですか? 」と来たそうです。


「すみません。お歳暮のシーズンでして、どうしても今日は手配できないのです。すみません…」


「はあ? それはそっちの都合でしょ。あんたじゃ話になりません。上の者を出してください。」


そこで上司に代わったそうですが、結論は同じです。


「すみません。どうしても明日の配送になります…。」と。


すると「それだったら、もう送り主に連絡します!」と更に怒りだしたのだとか。


送り主に電話しても何もならないと思うのですが、実際にそのお客さんは送り主に電話したそうで、その後は更に大変なことになり時間を取られたそうです。


「あ〜〜〜〜。腹立つわ〜〜〜!!!」と友人はプンプン怒っています。

「普通に明日で良いやんな? なんであんなに嫌な人がいるんやろ…。信じられへん…。」


本当にそうですね。それほど今日の配送にこだわる荷物とは何だったのでしょうか?

聞いてみると、その荷物とは、

お歳暮のビール

だそうです…。


「あ〜〜〜〜。腹立つわ〜〜〜!!!」

友人はプンプン怒っています。

こういう理不尽なことって仕事をしているとよくありますよね。


その相手が今回のようにお客様のこともありますし、上司や同僚のこともあります。

必要以上に厳しかったり、なぜか怒っていたり、意地悪だったり。

いったいなぜ彼ら(彼女ら)はあれほど怒っていて、あれほど理不尽なことができるのでしょうか?

純粋に不思議ですよね。


【彼らの怒りの本当の理由】


私は仕事を通じていろんな方にセラピーを施して来ましたが、そういった経験からこういった方の内面に何が起こっているのかはだいたい想像がつきます。


例えば先の理不尽なお客さんにセラピーをすると、おおよそこんな流れになります。


「今日荷物が届かないことに凄く腹を立ててますね。その怒りをどこで感じていますか?」


「胸の辺りですね。」


「では胸に意識を向けて、その怒りの感覚を丁寧に感じてみてください。なんと言っていますか?」


「…。誰も私を大切にしてくれない…。 腹が立つ。」そう言いながら涙が溢れてきます。


「奥に悲しみがあるようですが、そこを感じてみてください。何と言っていますか?」


「…。淋しい…(泣)」


「何があなたを淋しくさせているのですか? 胸の淋しさを丁寧に感じてみてください。」


「…。最近ずっと旦那が私に冷たい…。」


「それで淋しかったんですね。本当はどうして欲しいと言っていますか?」


「旦那に優しくして欲しい。私の話を聞いて欲しい…(しばらく涙を流す)」


とまあ、これは1つの例えですが、だいたいこんな感じで進みます。


つまり、

荷物(ビール)が今日届かないってどういうこと!!と友人は怒られたわけですが、そう言ったお客さんの怒りの本当の原因とは、


「旦那が優しくしてくれないから淋しい…。」だったりするわけです。


友人に言うと「知らんがな!!」と返ってきそうですが、実際にそんなものなのです。


心理療法でいろんな人の心を解いていくと、分かってくる1つの真理。

それは、


『人は自分が何に怒っているのか、本当の理由を実は知らない』


ということです。


では、あなたはどうでしょうか?

会社で理不尽な怒られ方はしていませんか?


・ちょっと仕事の段取りが悪いと、ガミガミと怒られる。

・少しミスをすると怒鳴られる。

・感情的にネチネチと嫌味を言われる。


そういった誰かの怒りによって、ダメージを受けていませんか?


そういった誰かの怒りによってあなたの精神に喝が入り、凛とした緊張が生まれて仕事が上手くいくのであればそれは受け取るべきお叱りです。


仕事に必要な刺激です。


でも、もしその怒りによって傷ついたり自己嫌悪に陥ったりするとしたら、

相手の怒りはあなたのミスとは何の関係も無いのかもしれません。


相手の怒りの本当の原因は、

保有している株の損失が膨らんでいることかもしれませんし、

自分の人生はこんなはずじゃなかったのに…という不満かもしれません。


人の怒りのほとんどはこのような個人的な感情が、誰かのミスをきっかけに噴出したものです。

ですので、それをあなたが背負う必要はありません。

自分のミスの分だけ怒りを受ければ良いのです。

その割合はおおよそ5%くらいです。

それ以外はあなたが受け取る必要のない怒りです。

でも、そうは言ってもいったいどうやって怒りを『受け取らない』ということが可能なのでしょうか?

はい。

それには方法があります。


【怒られるダメージの減らし方】


人の怒りを正面から受け取らないためには、

怒られている最中に、腹の下(臍下丹田)にギュッと力を込めて、逆に肩や手など上半身の力は緩めてください。

おしりをギュッと締める方が上手くいく人もいます。

それが神経過敏のスイッチをオフにする身体の使い方です。


その上で「あぁ、この人いろいろ溜まってるんだなぁ…」と思いながら、「はい。はい。すみません。」と相手に合わせて相槌を打ちましょう。


相手のリズムにチューニングするつもりで、「はい。はい。すみません。」です。

腹に力を込めて、肩は力を抜いてです。


餅つきの合いの手のように、相手のリズムとしっかり同調しつつ「この人いろいろ溜まってるんだなぁ…」と思いつつ、そのストレスを受け流してあげようと意図してください。


ボクシングのミット打ちの要領ですね。

ボクシングのトレーナーはパンチをミットで受けてあげることでボクサーを育てますよね。

それと同じで、相手の怒りに「はい。はい。」と応じることで、ストレスを開放して助けてあげようと意図しましょう。

(相手と戦う意図ではなく、防御する意図でもなく、「助ける」という意図を持つことがあなたを強い立場に置きます)


そして、そうしながら怒っている相手の顔の表情をよく見て観察してください。

人は人に恐怖を感じる時、実は相手のことをほとんど見ていません。

相手を見ずに自分の想像の中に逃げ込んで、恐ろしい想像によって自分で自分を怖がらせているものです。

ですので、恐怖から身を守るためにはしっかりと相手を見ることです。

まつ毛の数やシワの数をかぞえると良いです。


そうやって、ミット打ちの相手をしてあげるコーチのような姿勢で相手の怒りに接してください。

そして、怒られる場面が終わって一人になったら、次のような儀式をしてください。

目の前に相手を想像して、相手から受けたダメージを感じながら声に出してこう唱えます。


「これは私の問題ではありません。あなたの人生の問題です。あなたの感情は私には背負えません。持ち主のあなたにお返しします。」

そう言って頭を下げて、相手の方に手を伸ばし、相手から受けた怒りのエネルギーやダメージを自分の身体から相手の身体に流しこむイメージをしましょう。

エネルギーが実際に身体から抜けて、相手に流れていく感覚を感じてください。

これで、ほとんどダメージを負うことなくやり過ごすことができます。

覚えておいてくださいね。

怒られる時はギュッと腹に力を入れて、ミット打ちのコーチの立ち位置です!


「おお!今日は随分と良いパンチだな。溜まってるな〜」みたいな心持ちで「はい。はい。すみません!」です。

お互い頑張りましょう。

さあ、今日もあなたのリングへ!(笑)


***大阪・東京カウンセリングのご案内***

佐原の提供するカウンセリングは単にお話しを聞いてスッキリしていただくだけのものではなく、心理療法を使って症状を消失させるような根本的な変化を目指します。

今年のご予約枠はいっぱいになりました。
来年1月のご予約を受け付けています。

公式ホームページはこちら http://kokoro33.com/

東京セッションは来年1月中旬と2月初旬を予定しています。
詳細が決まりましたらこちらのブログでご連絡いたします。


***HSPプログラムのご案内***

おかげさまでご好評を頂いております自宅セラピープログラム。

こちらは毎日の感情処理を自分でできるようになることで、心の負担をかなり軽くすることができます。

それ以外にも、

長年心に溜め込んでいた感情が溢れて、涙が止まらなかった…。

トラウマになっていた記憶を思い出さなくなってきた。

などなど。様々な声を頂いております。

>>HSPプログラムについて、くわしくはこちら

自宅にいる時間や外でのスキマ時間に、自分で自分に心理ワークを施せるようになります。