2015年01月30日

意志力の運用とゆるめることの強さ

みなさん、こんにちは。

先日は平日夜の定例セミナーを開催致しました。

ポジティブ心理学のフレームワークを使って、自分の幸せや至福に至る構造を発見しよう!というのがテーマだったのですが、

当初想定していたものよりも深まって、なかなか有意義の時間になったのではないかと(我ながら!)思っています(笑) ご参加頂いたみなさま、ありがとうございました。

次回は2月23日(月)を予定しています。

内容が整って募集開始した際にはまたこのブログでもご紹介致しますので、よろしくお願いします。


さてさて、今日はたまたまネットで読んだ記事がいろんな意味で非常に興味深かったのでご紹介します。

このブログの読者様にも役立つのではないでしょうか。

是非読んでみてください。

■「ノンスタ」石田、M-1獲れたのは「ブラマヨ」吉田さんがいたから
http://thepage.jp/detail/20150118-00000005-wordleaf


特に仕事が広がっていったり責任が重くなって行った時の急激なストレスに対して、どう乗り越えていくかという点で示唆に富んでいます。

ブラマヨの吉田さんがやっているように自分より酷い状態の人をそばに置いて癒やされるというのは、人道的には非常に卑しいことなので(笑)ストレス対策の本とかで推奨されているのを見たことはありませんが、実はとても有効です。

苦しくて自分のダメさや不幸さに打ちのめされている時は、自分以上にダメで不幸な人の体験記とかルポを読む(笑)

ちなみに私のお勧めは「友がみな我よりえらく見える日は」など、上原隆さんの一連のルポ作品です。

友がみな我よりえらく見える日は (幻冬舎アウトロー文庫) -
友がみな我よりえらく見える日は (幻冬舎アウトロー文庫) -

これ一冊でいろんな人のリアルな人生が垣間見れて非常に面白い上に、元気がててきます。

読んでいると、ああ、自分の悩みなんて大したことないな…と、力が湧いてきます。

最低限の住む家と人間関係がある自分の境遇に感謝さえ生まれてきます。


よく心理の本などで言われているような「人と比べてはいけない」みたいなアドバイスは正しいし、そんなことができれば確かに素晴らしいけれど、それは人間の機能としてはとても不自然で、無理をしている状態なのですね。

人間の脳は他者と比較することで自分のポジションを確かめるようにできている。

それを止めろ!なんて無茶をして余計な頑張りを強いてストレスを増やすより、

最初から備わっている「比較」の力を自分の力になるように使う方が人間としては自然なのです。 無理が無いのです。

でも吉田さんの凄いところは、その一方で、お笑いという仕事に対しては、お客に迎合するのではなく自分軸にこだわっている。つまり周りの視線や比較を排除している。

無理をしている。

不自然をやっている。

ここぞという所で意志力を使って集中して周りの目線を排除している一方で、プライベートでは弱くて卑しい自分(自分より落ち込んでいる人をわざわざ呼び出して比較している自分)を許している。

このバランスが非常に示唆に富んでいる。

それはつまり、

意志力は有限のリソースだということです。

限りあるものだから、仕事が急激に拡大してストレスが高まった時は、そこに頑張りを使っている分、別のところでは卑しいくらいに自然を許す。無理をしない。

意志力の配分を大切にする。

無理して自分を枯らしてしまわない。

もし当時の吉田さんが、お笑い芸人としても手がしびれるような緊張感の中、自分軸で美学をもって闘いつつ、

プライベートでも理想的な人間として「人と比較することなく…」とか、「自分より偉大な先輩から多くを学ぼう…」などとやっていたら、早々に潰れてしまっていたのではないでしょうか。

理性的で意志的な経営者が飲み屋のおねえちゃんにだらしがないとか、自分の中から出て来る卑しさや弱さを、安全な中で許して遊ばせてあげているのですね。でないと使い果たすのです。

硬くする方向と、ゆるめる方向。

ゆるめる方ができないと、ひたすら硬くなってポキっと折れるのです。

ゆるめるのが大事。

いやしくだらしなくいやらしくだらしなく(笑)

ある種のだらしなさには生き物としての強さを感じますね。

それは生き物としての自然に従うことからでてくる強さです。


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2015年01月21日

自己啓発モデルとセラピーモデル

みなさん、こんにちは。

お元気にされてますか。

この時期は日照時間が少ない上に、最近はスッキリ晴れてくれなくて太陽が恋しいですね。

毎年1月のこの時期になると、多くの方は気持ちが内へ内へと籠もっていったり、朝が来ても布団にくるまっていたくなったりと、陰の方向に極まっていくようです。

僕も本当のこと言うと、大きな穴の中とかで4月くらいまで冬眠していたい気分なんですけど(笑)

人間なかなかそうはいきませんね。

でも、もうちょっとの辛抱です。もうちょっとしたら日差しに春の兆しが感じられるようになるはずです。

その頃には僕らの気分も冬眠を終えて、穴の中から出て来るはず。

それまでは無理に気持ちを上げようとせず、引き篭もっていく心を許しながら淡々と目の前のことをやっていきましょう。

動物には(人間にも)季節に合った在り方があります。

季節に合った身体の状態があり、季節に合った心があり、季節に合った感じ方があります。

そういった季節の在り方に無理に逆らわないことが、身体や精神の健康には一番良いのです。

陰が極まるこの時期には、落とすべきところをしっかり落とすこと。

冬らしい陰な感じ方を許すこと。

そうすると、時期が来れば自然に気持ちも調子も上がっていきます。

心と身体の持つ『季節』が鮮やかに推移するようになるのです。

僕らの心と身体は、自分でコントロールすべき道具である以前に、自然の一部なのだということを忘れないようにしましょう。


さてさて、1つご連絡を。

『7つの習慣メールセラピー』を毎週月曜10時に配信していますが、

「そう言えば、最近届いてないなぁ…。」という方はいらっしゃいませんか?

そういう方は迷惑メールフォルダをご確認下さい。

そこに届いているはずです…。

ええ。私自身がそうでしたらから…(泣)

きっと皆さんもそうだと思います。

メーラー上で『迷惑メールではない』と設定していただくと、今後はちゃんと受信トレイに届くようになるようです。

「7つの習慣」は自分の人生を見つめ直して、意識の方向を変えることで人生を意図的に創造して行くためのものです。

過去に何があったかは問いません。今と未来をどう意識するか。それによって人生は創造できるとされています。

こういう自己変革の方法を私は『自己啓発モデル』と呼んでいます。

一方で「7つの習慣」や私の書くメールセラピーを読んで、意識して頑張ってもどうしてもできなくて、むしろそれができない自分に辛くなってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

「刺激と反応の間にはスペースがある!」と分かっていても、反応してしまう自分が嫌になる。

そういった方に必要なのは『セラピーモデル』です。

「人と仲良くしようとしても避けてしまう。」「行動しようと思うと怖くなって前に進めなくなる。」「自分軸でいたいのに相手の気持ちが気になってしまう」などなど。

頭では分かっていても心がついて来ない場合。

そういった場合は、その反応パターンを作った過去の原体験を修正することで、現在の感じ方や反応を変えることができます。心理療法家としての私の仕事はこちら側になります。

現在と未来を見る自己啓発モデルと、

過去を見て原体験から自分を変えるセラピーモデル。

人間のよりよい変化や成熟にはどちらも大切で、どちらも役立ちます。

たくさんの息を吐いたらたくさんの息を吸い込めるように、それは呼吸に似ています。

自己啓発モデルで思いっきり行動して世界を広げて頑張ってみることで、逆に抵抗が出てきてセラピーのテーマが炙りだされて来ます。

そこでセラピーで心のブロックを溶かして心の自由にすることで、また次は自己啓発モデルで楽々と世界を広げられるようになります。

自己啓発モデルで世界を拡張して、セラピーモデルで心の抵抗を溶かす。

そう。吐いては吸って、吸っては吐いての繰り返しです。

吐き続けるのでもない、吸い続けるのでもない。

あなたの心と体が求めている自然のリズムに従ってみてくださいね。

自己啓発モデルとセラピーモデル。

今のあなたに必要な取り組みはどちらでしょうか? 


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****ミニセミナーのご案内****

平日夜の2時間半で気楽に心理学のエッセンスを学べる場があったら良いなと思い、作りました。

1月27日(火)新大阪ココプラザで19時30分〜
(前回の記事では2月27日と間違えて書いておりました。正しくは1月27日です)

テーマは「ポジティブ心理学に見る幸せの構造」です。

人間が揺るぎない幸せを感じながら生きるには何が必要なのか、それを真正面から研究したのがポジティブ心理学です。

その研究成果を元に、あなたが幸せに生きるには何が必要なのか? 今ご自身の人生を見直すと何が見えてくるのか?

一緒に幸せについての学びを深めましょう。

今日のこの記事のテーマにも通じるものがあると思います。

2時間半。気楽に学べますので、良かったらどうぞお越しください。

>>詳しくはこちら
posted by ms at 00:43| Comment(0) | 自分を変える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月16日

人生のもう1つの側面を生きる

皆さん。こんにちは。

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

2015年が始まりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

私は年の瀬に風邪を引きまして…、ここしばらくは低調でしたが、ようやく今年も15日ほど経過して本調子が戻って参りました。

今年もよろしくお願いします。

昨年は、カウンセリングやセミナーを通じて沢山の方とのご縁を頂きました。ありがとうございます。

来てくださった方に、「なぜ来てくださったんですか?」と、その理由をお聞きすることがあるのですが、その答えがみなさんとても独特で不思議で(笑)

遊び場ブログの文章を読んでるとなぜか会いに行かないとと思って来ました…、とか。

子育てブログを読んでると、この波長だ!この人のカウンセリングを受けよう!と思いました、とか。

ブログで紹介していたharuka nakamuraさんの曲がとても気に入って…、それでセミナーに来ました、とか。

みなさんとても感覚的な、何か響きのようなものを感じ取って、それで遠くから来てくださったのですね。

そういう感じがとても素敵ですし、嬉しいなと思いました。

ご縁を頂きありがとうございました。


【人生のもう1つの側面】

話は少し変わりますが、私は20代のある時期、一度ゆっくりと立ち止まって人生を見つめ直したいなと思うことがありました。(そして、実際にそのようにしました。)

自分がちゃんと自分の人生を生きているという感覚が無かったのですね。何かただ流されて生きているような怖さがありました。

世の中の常識的には、仕事をして収入を得て日々を一生懸命生きていけば、それで十分に1人の大人としての役割を全うしたと言えるかもしれません。

でも、私はいくら仕事をしても、仮に成功と呼べる何かを成したとしても、どうしてもそれで人生を十分に生きたとは思えなかったのです。

自分の内側は「何かが足りない。」と言っている。

「そんなものでは十分に生きたことにはならない!」と。

それは、外からは見えにくい、人生のもう半分の側面。

もっと静かで慎ましいがゆえに決して脚光を浴びることはない、人生の大切な側面を取り逃しているぞと、私の内側はそう訴えていたのですね。

その『人生のもう一つの側面』を何と呼んで良いのかわかりませが、シンプルに言うとそれは、

自分の内面ともっと深く関わる生き方。

といったところでしょうか。

私の心の底にはそういうものに対する渇きがあって、昼間の外向きな社会活動のいわばB面として、その生きられないできた内的な側面を生きたいと思いました。

そしてそれを生きるというのは、具体的にどうすることなのだろうかと。

そこにはどんな微細で深い体験があるのだろうかと。

自分の人生を通じてしっかりとそれを味わいたいと思いました。

それが、私がこの人生を全うしたと言うために必要な、人生のもう半分の側面だったのですね。

【内的人生を生きる人たち】

現在の私はカウンセリングを通じて、様々なクライアントさんの生きた人生のお話しや選択の歴史をお伺いしますが、

そんな中には、私が求めた内面の静かな充実を既にしっかりと生きていらっしゃる方が多いことに驚き、そして嬉しくなります。

ご自分の両親から引き継いだ精神的遺産を自覚してそれを生きる人。

内面が求める憧れのような欲求に従っていくことで展開されていった不思議な人生のお話し。

単なる恋愛関係を超えて、ソウルメイトと呼ぶに相応しいような深い信頼と献身で結びついた関係を生きている人。

そういった内面の物語を伺っていると、なんと人生は深く豊かなものなのかと改めて思います。

外からは見えにくいだけで、そういう内面的な側面をちゃんと生きている人がいらっしゃるのです。

それはこのブログの読者の皆さんにとっても、励みになるのではないでしょうか。

派手なテレビや雑誌のような媒体には載りにくい、捉えにくい豊かさがあるのです。

そして、私達の多くは人生のそういった側面を取り逃がすことなく生きたいと望んでいるようです。

さて、あなたにとってそのもう1つの側面を生きるとは、いったいどういうことを意味するのでしょうか?

それは具体的にどういう活動によって可能なのでしょうか?

ある人にとってそれは、音楽や絵画や文学など、世界中の芸術作品に触れることかもしれません。

ある人にとっては、自分で音楽を演奏することかもしれません。

愛する人との関係を深めることを通じて、存在が溶けてしまうような結びつきを体験することかもしれません。

何か文章や絵を描くことかもしれません。

子供を育てることを通じて自分の慈愛の深さを体験することかもしれません。

犬や猫といった人間以外の愛すべきパートナーと魂の触れ合いをすることかもしれません。

神社仏閣を廻ってスピリチュアルな探求をすることかもしれません。

あるいはそれら、それらのいくつかが必要なのかもしれません。

あなたの外向きの社会活動以外に、人生の内的な側面を生きるにはどのような体験を深めることが役立つのでしょうか?

そこをしっかりと生きることは、あなたの内側のパワーを高めます。

【力としての内向性】

このブログでは一方で、『繊細さ』や『内向性』というものを生きづらさをつくる病理と見て、それを解消するスキルを提供したいと思っています。

それは私の心理療法家としての仕事であり、実際多くの場合、生きづらさはかなりの割合で解消されていきます。

でも、もう一方でその『繊細さ』や『内向性』というものは決して解消しきれるものではなく、人生の内的側面を生きるための力として、あなたから切り離すことのできないものです。

豊かな精神的側面を生きるための力として、あなた自身がその『繊細さ』と『内向性』を支持していくこと。その力がより強く社会性をもって外側へ発揮されていくように導くこと。

このブログや今後の活動を通じて、そのお手伝いができればと思っています。

ということで、今年もどうぞよろしくお願いします。

****ミニセミナーのご案内****

平日夜の2時間半で気楽に心理学のエッセンスを学べる場があったら良いなと思い、作りました。

1月27日(火)新大阪ココプラザで19時30分〜

テーマは「ポジティブ心理学に見る幸せの構造」です。

人間が揺るぎない幸せを感じながら生きるには何が必要なのか、それを真正面から研究したのがポジティブ心理学です。

その研究成果を元に、あなたが幸せに生きるには何が必要なのか? 今ご自身の人生を見直すと何が見えてくるのか?

一緒に幸せについての学びを深めましょう。

今日のこの記事のテーマにも通じるものがあると思います。

2時間半。気楽に学べますので、良かったらどうぞお越しください。

>>詳しくはこちら
posted by ms at 02:12| Comment(0) | HSP(繊細すぎる人) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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